Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

「アーティスト」

昨日は朝8時に家を出て、松山市へ向かいました。
そう「アーティスト」を観るために、長距離バスに乗り、私鉄に乗り換えて行って来ました。
昨日は「レディースデー」で女性は千円で鑑賞出来ました。
しかし、アカデミー賞の主要部門を軒並みかっさらった作品なのに、観客は10名そこそこ…(-_-;)
「何でじゃぁ~?」「どうしてじゃぁ~?」…と某CMを想い浮かべましたよ…(>_<)

1927年、サイレント映画全盛のハリウッド。
大スター、ジョージ・ヴァレンティン(ジャン・デュジャルダン)は、共演した愛犬とともに新作の舞台
挨拶で拍手喝采を浴びていた。
熱狂する観客たちで映画館前は大混乱となり、若い女性ファンがジョージを突き飛ばしてしまう。
それでも優しく微笑むジョージに感激した彼女は、大胆にも憧れの大スターの頬にキス。
その瞬間を捉えた写真は、翌日の新聞の一面を飾る。
写真の彼女の名前はペピー・ミラー(ベレニス・ベジョ)、未来のスターを目指す新人女優だった。
映画会社キノグラフでオーディションを受けた彼女は、愛らしい笑顔とキュートなダンスで、ジョージ
主演作のエキストラ役を獲得。
撮影後、楽屋を訪ねてきたペピーに、ジョージは“女優を目指すのなら、目立つ特徴がないと”と、
アイライナーで唇の上にほくろを描く。
その日を境に、ペピーの快進撃が始まる。
踊り子、メイド、名前のある役、そして遂にヒロインに。
1929年、セリフのあるトーキー映画が登場すると、過去の栄光に固執し、“サイレント映画こそ芸術”
と主張するジョージは、キノグラフ社の社長(ジョン・グッドマン)と決別する。
しかし数か月後、自ら初監督と主演を務めたサイレント映画は大コケ。
心を閉ざしたジョージは、心配して訪ねてきたペピーすら追い返してしまう。(goo映画HPより抜粋)
 
 
 ↑ 007シリーズのショーン・コネリーに似てませんか?
劇中の新聞記事に乗っている写真は、クラーク・ゲーブルに似てました^^
 
この映画はね~サイレント映画でモノクロですからね。
3Dが上映されている現代から時代逆行している感じです。
でもね、モノクロの映像がとても美しく感じるんですよ。
…でね、サイレント映画だから、オーケストラが舞台下に控えてて場面に応じて演奏するのです。
その時代、日本では「活弁士」が口上を述べてましたけどね。
そうそう、日本を代表する活弁士、澤登 翠(さわと みどり)さんが、数年前に夕張国際映画祭に
来られてましたよ
残念ながら私は観られませんでしたが…。
トーキー映画でカラー映像を観慣れている私でしたが、まさに「温故知新」、故(ふる)きを温(たず
ね)て新しきを知る…って感じで新鮮でした。
ストーリーそのものは、時代の流れに乗りきれない、売れっ子スターの凋落と再生…と、単純なの
ですが楽しめる映画です。
 
もうね、ジョージは頑固でね。
トーキー映画なんて邪道だ…と出演拒否するんですよ。
そして売れっ子スターになったペピーの好意(愛情)さえ、素直に受け取れないのです。
「どうせ俺なんか…」と酒に溺れてしまいます。
いけませんよ「酒は飲んでも飲まれるな」ですよ^_^;
 
忘れてはいけないのがワンコです。
可愛いこと可愛いこと(^◇^)
立派な演技でございましたよ。
 
「アーティスト」まだまだ上映中です。
ノスタルジーを感じるのも良し、新しさを感じるのも良し、お時間が有りましたら是非ご覧下さい。