Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

ニューハーフとおネエの違い

今朝はあまり冷え込まず、暖かな日差しが指している愛媛です。
朝洗濯して、外に洗濯物を干しました。
そろそろ日が陰って来たから、取り入れないといけないな。
 
さて、金曜の夜にバラエティ番組を見ていたら、夫がふと「おネエってどういう意味?」と聞いた。
↓以下夫との会話。
夫「ニューハーフとは違うのか?」
私「おネエとニューハーフは、どちらも男として生まれて、女を恋愛対象として見られないんだけど、
ニューハーフは女の体になって、男と恋愛したい人で、おネエは男の体のままで男と恋愛したい人
だと思うよ。」
「だから、はるな愛は性転換手術をして女の体になったけど、KABAちゃんは性転換手術はする気
は無くて、男の体のままで男と恋愛したいんだよ。」
夫「ふ~ん、そうか」
このような会話をしました。
勿論、私が勝手に推測して、ニューハーフとおネエの違いはこうかしら?…と思ったのですが。
しかしね~、偏見があるとは言え、昔に比べるとずい分世間に受け入れられるようになった。
私が子供の頃は、家族に「性同一障害」の者がいると、異常に思われていたから。
 
私の母の弟は、歌が好きで歌手を目指して上京した。
だけどなかなか売れなくて、ちょうどその頃「ピーター」が人気が出ていたので、体格が小柄な叔父
は「西のピーター」として売り出すことになった。
だけど所詮は「二番煎じ」で、泣かず飛ばずの数年を過ごした。
そして女装して歌うことにしたのだ。
叔父は恋愛対象として男を見ることは無いので、本当に「営業オカマ」って感じでした。
付けまつ毛をしてドレスを着て、キャバレーのステージや地方巡業などで歌っていた。
化粧したら「朝岡雪路さん」みたいな顔立ちでしたよ。
化粧を落とすと、「幸せの黄色いハンカチーフ」に出演してた頃の、武田鉄也の顔ですけどね^^
 
私の母は叔父のことを「借金もせずに誰にも迷惑をかけずに生活しているんだから、どんな仕事を
していようが良いじゃないか」と言っていたが、母の兄弟たちは「家族のツラ汚しだ」とか「世間様に
恥ずかしいから、里帰りするな」とまで、言ってたらしい。
祖母が危篤のとき、東京から駆けつけた叔父だが、病院で祖母の手を握ったのが最後で、通夜にも
葬儀にも参列させて貰えなかった。
この時私は中学3年だったので、このことはよく覚えている。
仕事で女装してただけで、このように言われていた時代だった。
それを思うと現代は、だいぶ偏見が少なくなったのかな?
 
叔父はその後も仕事で歌い続けていたが、さすがに年齢的に仕事が減り、20年ぐらい前に歌手は
辞めた。
結局叔父は、結婚もせず独身で、東京でひっそりと暮らしている。
ちゃんと人生設計を立てなかったために、今は清掃業のバイトで日銭を稼いでいるようだ。
それでも母に「金を貸してくれ」と無心することは無い。
叔父も今の時代だったら、また違う生き方が出来たかも知れないが、如何せん時代が時代だからな。
…と、考えた金曜の夜でした(>_<)