Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

映画「路上のソリスト」

昨日の暖かさが影を潜め、今朝は少し寒かったな。
でも気温は8℃まで上がります^^
 
昨日のブログのコメントで、「鬱病」や「生活習慣病」に罹る人が増えたような気がする、とのコメントを
頂きました。
生活習慣病でも特に増えたのは、糖尿病と肝硬変かな?
日本人の農耕民族の身体には、西洋人の食生活は合わないんだろうな(>_<)
トンチキ夫、大丈夫か?
そして、「鬱病」ね~。
私が子供の頃は「ノイローゼ」とか「精神分裂病」(当時の病名)が、よく聞く病名だった。
今は「統合失調症」と呼ばれる病名だ。
 
ちょうど今朝、8時過ぎから「ザ・シネマ」で放送されてた「路上のソリスト」を観ました。
LAタイムズの有名コラムニスト、スティーヴ・ロペスが書いた実話を映画化した作品です。
 
最初出会った頃、バイオリンを弾いてたナサニエル、4弦有るはずが切れてしまい、2弦しか無い。
 
殺風景なロサンゼルスの公園を、一瞬にして心安らぐ場所に変えた、清らかなヴァイオリンの音色。
音に向かって歩き出したロサンゼルズ・タイムズの記者、スティーヴ・ロペス(ロバート・ダウニーJr.)
は、目を疑った。みすぼらしい身なりの男が、2弦しかないヴァイオリンを巧みに奏でているのだ。
男はナサニエル・エアーズ(ジェイミー・フォックス)と名乗り、べートーヴェンを敬愛していると言う。
男がジュリアード音楽院にいたと聞いたロペスは、今度は耳を疑った。
権威ある名門校の卒業生が、なぜ路上に暮らしているのか?…と。
ナサニエルは確かにジュリアード音楽院に在籍していた。
ロペスは、さっそくナサニエルに取材を試みる。
彼の話は要領を得なかったが、教えてくれた電話番号を辿って、ナサニエルの姉と元音楽教師に話を
聞いた。
姉のジェニファー(リサ・ゲイ・ハミルトン)は行方知れずの弟を心配しながら、少年時代のナサニエル
はチェロを弾いていたと語る。
音楽教師は「本気で取り組むなら、世界がひれ伏す才能だった」と証言した。
「弦2本で世界を奏でるヴァイオリン弾き。彼に夢と希望を尋ねた。あと2本弦がほしいと彼はこたえた」
ナサニエルについて書いたコラムに感動した読者の一人は、自分のチェロをナサニエルにと送ってきた。
ロペスはナサニエルにチェロを届けるが、チェロは路上生活者の支援センターに預けて、そこで演奏する
という条件を告げる…(goo映画HPより抜粋)
 
「水を得た魚」のように、チェロを弾くナサニエル
 
ナサニエルは希望を持ってジュリアード音楽院に入学するのだが、回りにいるライバル達との競争に
疲れたのか、過度の緊張からなのか、次第に幻影や幻聴を見聞きするようになる。
母親に電話し「現実なのかどうかが分からない」と泣きながら話すのだ。
そんな生活に疲れてナサニエルは音楽院を去り、実家に帰らずにそのまま路上で暮らすようになった。
取材を進めるうちに、あれこれナサニエルの世話を焼くロペスだが、普通に話していたナサニエルが、
急に全く関連性のないことを口走り、会話が成り立たなくなる。
ナサニエルは「統合失調症」に罹っていたのだ。
ロペスは心配して、支援センターの担当者に強制的に医者に診せて入院させ、投薬治療をすることが
できないか相談する。
担当者は「本人が治したいから、医者に診て貰いたいと言ったのか?」とロペスに言う。
傍から見ていると間違いなく病気なのだが、本人は自覚していないから、暴れて障害事件でも起こさ
ない限り、強制的に診療はできないのだ。
結局、コラムを読んでいる読者の中から、ナサニエルを支援してくれる人達が現われ、事態は少しずつ
であるが良くなっていくところで映画は終わる。
この映画は見逃していたから、スカパー!の番組表に赤丸を付けておきましたよ。
ロバート・ダウニー・Jrとジェイミー・フォックスが、抑えた中に感情を爆発させる演技で魅せてくれました。
 
内容的にはちょっと暗めな映画ですが、実話と言うこともあり興味深く観ました。
身体の具合が悪いのも辛いですが、精神的な塩梅が悪いのも辛いです。
「健全な肉体に健全な魂が宿る」…とは言えなくなって来ている現代ですね^_^;