Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

「博士と狂人」

この間、スカパー!で見逃していた映画を観ました。

観たのは「博士と狂人」です。

ポスター画像

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初版の発行まで70年を費やし、世界最高峰と称される「オックスフォード

英語大辞典」の誕生秘話を、メル・ギブソンショーン・ペンの初共演で

映画化。

原作は、全米でベストセラーとなったノンフィクション「博士と狂人 世界

最高の辞書OEDの誕生秘話」。

貧しい家庭に生まれ、学士号を持たない異端の学者マレー。

エリートでありながら、精神を病んだアメリカ人の元軍医で殺人犯のマイ

ナー。

二人の天才は、辞典作りという壮大なロマンを共有し、固い絆で結ばれて

いく。

しかし、犯罪者が大英帝国の威信をかけた辞典作りに協力していることが

明るみとなり、時の内務大臣ウィンストン・チャーチルや王室をも巻き込

んだ事態へと発展してしまう。

マレー博士役をメル・ギブソン、マイナー役をショーン・ペンが演じるほ

か、ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のナタリー・ドーマー、「おみ

おくりの作法」のエディ・マーサンらが脇を固める。

(映画.comHPより)

英語辞典を作るのに70年かかった…。

ヴィクトリア王朝時代(1837年~1901年)の英国は、世界の四分の一

を支配しており、植民地を統治するために、共通の言語が必要だった。

そのために英語辞典を作ることになりました。

今のようにネット社会では無い時代。

地道に一つずつ用例を集めないといけません。

気が遠くなるような作業です。

学生や識者などに協力してもらうが、なかなか進まない。

そんな中、マレー博士は書籍に「辞書を作るため、用例集めに協力して欲しい

旨を記した手紙」を挟むことを思い付く。

書籍を手に取った人にも、協力して貰おうと思ったのだ。

その手紙を見つけ、膨大な用例を送ってくれたのが、収容所にいる殺人犯のマ

イナーでした。

以前、邦画「舟を編む」を観て、辞書編さんの大変さを知ってましたが、初め

ての辞典作りには、とんでもない年月がかかるのでした。

大体、マレー博士が亡くなった後に辞典が完成したし…。

アメリカ軍医で、戦争のトラウマにより精神を病んだ殺人犯マイナーをショ

ーン・ペンが熱演してました。

狂気をはらんだ役を演じると、右に出る者がいない感じ?

そして、実話だということに驚いた映画でした。