Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

「ファントム・スレッド」

二本目は「ファントム・スレッド」を観ました。
ダニエル・ルイスの引退作品だそうです。



2度目のタッグを組み、1950年代のロンドンを舞台に、有名デザイナーと若いウェイトレスとの
極の愛が描かれる。
「マイ・レフトフット」「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」「リンカーン」で、3度のアカデミー主演男優賞を
受賞している名優ダニエル・デイ=ルイスが、主人公レイノルズ・ウッドコックを演じ、今作をもって
俳優業から引退することを表明している。
1950年代のロンドンで活躍する、オートクチュールの仕立て屋レイノルズ・ウッドコックは、英国
ファッション界の中心的存在として社交界から脚光を浴びていた。
ウェイトレスのアルマとの運命的な出会いを果たしたレイノルズは、アルマをミューズとしてファッ
ションの世界へと迎え入れる。
しかし、アルマの存在がレイノルズの整然とした完璧な日常が変化をもたらしていく。
第90回アカデミー賞で、作品賞ほか6部門にノミネートされ、衣装デザイン賞を受賞した。
(映画.comHPより)

ダニエル・デイ=ルイスの引退作品ということで、興味津々でした。
「ゼア・ウィル…」も、内容が暗い印象の映画でした。
今作もちょっと暗いわ(-_-;)

レイノルズは変化を好まず、静かな生活を送り、生活の全てをドレス制作に費やします。
アルマは若いのもあるが、貧乏生活を送っていて優雅な仕草はおろか、生活動作全てが雑で
食事の時間も、食器を使う音が騒々しい。
レイノルズは騒々しい音が耳に付き、アルマを叱るのだった。
かなり気難しいですよ。
だから、女性と付き合って一緒に暮らしても(レイノルズの姉も同居している)、この気難しさに
耐えきれなくて、女性が去って行きます。


だがアルマは、計算するんですよ。
どうやったら、この男を繋ぎとめることができるかと。
その方法がまた…ね。
ネタバレになるから詳細は書きませんが、死なないように少し弱らせるんですよ。
そこまでして繋ぎとめたい男なのか?
私はこんな気難しい男はごめんだが…。

相手をどこまで受け入れることができるか?

価値観もだが、育った環境があまりにも違い過ぎると、一緒に生活するのは大変ですね。
うちの夫も偏屈ですが、ここまで気難しくは無いです。
ダニエル・デイ=ルイスは、こういう影の有る役を演じるのが上手いわね。
映画の撮影前には、「ミシン掛け」を特訓したそうです。
何事も一生懸命なダニエルの姿、ダニエルのファンの方や、ファッションに興味のある方は
是非ご覧になって下さい。
素敵なドレスがたくさん出て来ますよ♪