珍しく夫が、「観たい映画は無いのか?」と言うので、先日の「スターウォーズ」に続き、映画に
行きました。
これね、福利厚生で1回500円で見られる映画券が10枚あり、3月末までに使い切りたいか
らなんですよ。
ええ、二人で行く時しか使わないのでね。
度々、ファミリーマートの機械で発券しなくてはいけないので、手間が掛かるんです。
ハーマン・メルビルの名著「白鯨」に隠された事実を明かしたノンフィクション小説「復讐する海 捕
闘を描き出した。
やがて彼らは驚くほど巨大な白いマッコウクジラと遭遇し、激闘の末に船を沈められてしまう。
3艘のボートで広大な海に脱出した彼らは、わずかな食料と飲料水だけを頼りに漂流生活を余儀
なくされる。
(映画.comHPより抜粋)
この船が出港するときに、帆がロープに引っかかってなかなか下りなかったり…と、しょっぱなから
ケチが付いたんですよ。
出港してすぐに嵐に遭って船が破損しても応急措置をして、帰港せずに捕鯨を続けます。
途中で一頭クジラを仕留めるのですが、鯨油が47樽しか取れなかったからと、更に遠洋に行くの
です。
そこで巨大な白鯨と出会うのでした。
人生は「もし…」「…たら」と、後ろを振り返ってはいけないと言いますが、嵐に遭って船が破損した
ときに、船長が言うように帰港して、修理後にまた出港すれば良かったのに。
一頭の鯨を仕留めた段階で、帰港していれば良かったのに。
…と思いました。
人間欲をかいてはいけませんね。
ほら、昔話の「舌切り雀」でも、大きなつづらと小さなつづらのどちらかを選ぶのに、隣に住んでい
る業突く張りの爺さんは、大きなつづらを選んで、中から化け物が出てくる…あれと同じですよ。
1956年に制作された「白鯨」(グレゴリー・ペック主演)は、鯨との闘いで映画は終わってます。
今作の「白鯨との闘い」は、鯨との闘いだけでなく、生存者がいかに生存できたのか、その後の
人生までも描いてます。
両方の作品を見比べるのも良いですね。
60年前の作品「白鯨」も観たくなりました。
それにしても、一等航海士役のクリス・ヘムズワース、恰好良かったわ^^