Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

「ゼロ・ダーク・サーティー」

昨日のアカデミー賞は、まさかまさかの監督賞でしたね。
きっとあの後、スピルバーグはヤケ酒を飲んだに違いない(>_<)
私は作品賞・主演男優賞・助演女優賞の3部門の予想が当たりました。
予想した6部門の内の3部門なので、正解率5割だから、まあまあですね。
これが野球の打率だったら、スゴイですけどね^^
アカデミー賞が気になりながらも、昨日は松山市まで遠征して「ゼロ・ダーク・サーティー」を観て
来ました。
 
 
 
9.11テロから10年、人々のビンラディンに対する記憶も薄れようとしている2011年5月1日、アメ
リカのネイビーシールズビンラディンの隠れ家を急襲し、殺害する事件が起きた。
その裏に、ひとりのCIA女性分析官の功績が大きかった事が明らかになる。
本作はその分析官マヤがパキスタンに赴任してからの8年間を追い、彼女が隠れ家を探し出す
過程をリアルに描く。
ビンラディンの隠れ家への急襲シーンは、まるでドキュメンタリーを観ているかのように再現され
ている。
主演のジェシカ・チャステインは、世界の映画賞を受賞したの納得の熱演を見せ、第85回アカデ
ミー主演女優賞にもノミネートされた(goo映画HPより抜粋)
 
アカデミー賞に絡んで来ると映画館が混み合うと思い、レディスデーとは関係ない昨日、溜まっ
たポイントを使い、無料で観て来ましたよ(^o^)丿
昨日はシルバー料金で鑑賞できる男性が6人、私と同じぐらいの40代女性1人で総勢8人が
観賞しました。
上映時間は158分だったか?
長編なんですが、ハラハラドキドキと最後まで見させてくれます。
私は個人的には、戦争物は好みでは有りません。
内容を選んで観るようにしています。
 
ビンラディンを探す間に、テロ攻撃や誤爆で関係の無い民間人がたくさん亡くなった。
遺された者は「敵打ち」のため、殉教死は正しいことだと教えられ、女子供も自爆テロに使わ
れる。
戦争が長引くと、「何が正しくて何が正しくないのか?」が分からなくなる。
この映画の主人公マヤは、高校在学中にCIAにスカウトされ、卒業後にCIAに就職した「ノン
キャリア」の分析官で、最初は拷問に立ち会わされて目を伏せていたが、段々と慣れていく…。
同僚が情報提供者と会うために出掛けた基地で自爆テロに遭って亡くなり、マヤは国の為と
言うより、同僚の敵打ちの為に執念の捜査を続ける。
よく配置換えや左遷されずに、この計画の指揮を取れたわね…と思いました。
それだけこの作戦は、責任が重い作戦だったのでしょう。
私もこれだけ動きが無いのは、ビンラディンは死んでるんじゃないの?…と思ってましたよ。
それでも確証が得られないからと、マヤはビンラディンを探し続けていたのでした。
 
この映画は、一人の女性分析官の「揺らがない信念と執念」の捜査を描いた映画です。
ジェシカ・チャスティンはアカデミー主演女優賞は逃しましたが、緊迫感溢れる彼女の演技を、
映画館でご覧になって下さい。
そしてラストのマヤの「やるせない悲しい表情」の意味を、考えてみて下さい。
作戦は成功した…だけど、彼女の胸に去来するのはどんな想いだったのか?…と。