Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

「ハートネットTV」が面白い

夫が帰省中なので、昨夜は好きなテレビ番組を観てました。
久しぶりにNHKを見ました。
受信料は払っているけれど、高校野球か台風の時ぐらいしか見ない我が家ですが、興味が有る
番組が有ったのでね。
「NHKEテレ」は、昔のNHK教育放送ですが、7時前からの「Rの法則」から視聴しました。
この番組は、中高生がターゲットの番組で、昨日は「統計的に部屋が片付いている子は、成績が
上位」ということで、部屋の片付け方やノートの取り方など特集してました。
私は関係ない年齢ですが、結構面白かったですよ^^
 
それでね、引き続き8時から「ハートネットTV」と言う番組を見ました。
昨日は同性結婚するという男性を取材していました。
この方は山陰地方に住まれていた35歳のAさんでした。
Aさんは現在、オランダに居住しており、先日オランダ人の男性Bさんと結婚されました。
日本では同性結婚は認められず、女性どうしや男性どうしの結婚は出来ません。
せいぜい養子縁組して、同じ名字を名乗るか、同居するぐらいしか手立ては有りません。
オランダでは2001年に、同性結婚が認められたんですよ。
 
…で、このAさんは、4年前に番組取材を受けた時に、「自分を偽るのは嫌だから」と住んでい
る地域や本名も、全て出したんです。
事の始まりは、自分の日記を母親が見てしまい、台所で母親に「あなたはホモなの?」といき
なり聞かれて、動揺したことから始まります。
彼が「ホモは蔑む(さげすむ)言葉だから、ゲイと言ってくれ」と言うと、母親は「ゲイなのね?」
と言い直したとか。
その日記には、女の人に恋愛感情を持てない自分は異常なのか?とか、男の人に告白されて
とても嬉しかったこととか、いろいろと書き連ねてあったようだ。
4年前だから2008年のことですが、時代は変わったとは言え、閉鎖的な田舎ではかなりセン
セーショナルな出来事でした。
番組が放送されたら、同僚や親戚など多くの人がAさんの回りから去ったとか。
そして当時付き合っていた男の人とも別れてしまい、傷心のAさんは実家を出てしまいます。
 
その後、社会的に同性愛を認めているオランダに居住し、趣味の音楽を通じてネットで知り合っ
たオランダ人男性Bさんと恋に落ちました。
Bさんは70歳で、以前女性と結婚して子供も2人いましたが、自分を偽れないからと奥さんと話
し合い、子供が成人になるまで待って、離婚されたそうです。
Bさんも女性に恋愛感情を持てなかったことを異常だと悩み、女性と結婚したのだけど、常に違
和感が付きまとっていたそうです。
 
結婚式は日本式に和装で、2人とも紋付袴を着用してました。
招待状を出すときに、Bさんは子供が受け入れてくれるかどうか心配し、Aさんは日本から両親
を呼び寄せたが認めてくれるか心配していました。
ええ、35歳のAさんの両親は結婚相手のBさんより年下ですからね。
親としては複雑な心境ですよ。
 
無事に挙式が終わり、披露宴でBさんの長男がスピーチしました。
「日本では同性結婚することを心配されるけど、オランダでは年の差を心配されます。でも私は
二人が仲良く幸せに暮らしていけたら、それが一番の幸せだと思います。」と泣かせることを言
ってました。
Bさんの子供達は、父親が男性と結婚することを受け入れてくれました。
30分の番組でしたが、奥深い内容でした。
AさんもAさんの両親も、顔にモザイク掛けたりせずに、取材を受けてました。
これはスゴイことですね。
日本の国営放送で放送されるから、全国に知られてしまうことになりますが、それでも顔を隠さ
ずに取材を受けられてました。
この番組を見た人が、少しでも偏見が無くなった良いな。
 
えっ!私ですか?
私は同性愛に偏見は有りません。
女どうし男どうし、それぞれの愛の形が有っても良いと思います。
他人に迷惑を掛けているわけじゃ無し、犯罪につながるわけじゃ無し…。
二人が深い愛情で結ばれているのなら問題無いでしょう
かえって、ノーマルな結婚の方が、問題がたくさん有るような気がしますが(-_-;)
 
今夜も8時からハートネットTV放送されます。
テーマは引き続き、「ゲイ・レズビアンと語る結婚・パートナー」です。
今夜は夫が帰宅するから、録画しておこうかしら?