２本目にアカデミー賞ノミネート作品で話題の「哀れなるものたち」を観ました。
(C)2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
「女王陛下のお気に入り」のヨルゴス・ランティモス監督とエマ・ストーン
が再びタッグを組み、スコットランドの作家アラスター・グレイの同名ゴシ
ック小説を映画化。
2023年・第80回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で、最高賞の金
獅子賞を受賞し、第96回アカデミー賞では作品賞、監督賞、主演女優賞、助
演男優賞、脚色賞ほか計11部門にノミネートされた。
不幸な若い女性ベラは自ら命を絶つが、風変わりな天才外科医ゴッドウィン
・バクスターによって自らの胎児の脳を移植され、奇跡的に蘇生する。
「世界を自分の目で見たい」という強い欲望にかられた彼女は、放蕩者の弁
護士ダンカンに誘われて大陸横断の旅に出る。
大人の体を持ちながら、新生児の目線で世界を見つめるベラは時代の偏見か
ら解放され、平等や自由を知り、驚くべき成長を遂げていく。
プロデューサーも務めるストーンが、純粋無垢で自由奔放な主人公ベラを熱
演し、天才外科医ゴッドウィンをウィレム・デフォー、弁護士ダンカンをマ
ーク・ラファロが演じる。
「女王陛下のお気に入り」「クルエラ」のトニー・マクナマラが脚本を担当。
（映画.ｃｏｍＨＰより）
いやはや、凄いストーリー展開でした。
鶏の頭にヤギの胴体、犬の頭に鶏の胴体。
異常な実験を続ける外科医ゴッドウィン。
ついには人間の脳の移植に手を出す。
その実験対象となったのが、投身自殺をした女性。
脳死した臨月の女性のお腹にいた胎児を取り出し、胎児の脳を女性に移植する。
身体は大人だが知能は乳児のベラ。
放蕩弁護士ダンカンにそそのかされ、ベラは世界を旅することに…。
予想を超えるラストでした。
Ｒ１８指定の今作。
エロいシーンにグロいシーンがてんこ盛り。
２０代のカップルが観に来てましたが、デートムービーにしたのは失敗だったと…。
エマ・ストーンが気持ち良く、お脱ぎになってました。
(C)2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
↑ 驚異的なスピードで知識を身に付けるベラ、ダンカンは混乱する。
古今東西、男は女を支配したがる生き物で、自分よりも能力が上になると腹立た
しく思うのね。
現世は違っていると思いたいが…。
衣装や色彩が美しい映画でした。
アカデミー賞では何部門受賞できるか？
エマ・ストーンは主演女優賞を取れるか？
あとね、私はタイトル「哀れなるものたち」を「哀れなるけものたち」と見間
違えました(@_@)
人間が人間を創造する。
神の領域に進出するのは、愚かで哀れな獣だわよ。
イカれた天才外科医を演じた、ウィレム・デフォーの演技は必見です！
