Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

「マディソン郡の橋」

昨夜、スカパー!で放送されていた「マディソン郡の橋」を観ました。


フランチェスカ・ジョンソン(メリル・ストリープ)の葬儀を出すために集まった長男のマイケル
(ヴィクター・スレザック)と妹のキャロリン(アニー・コーリー)は、母の遺書に「死んだら火葬
にしてほしい」とあるのに当惑する。
2人は彼らに当てた母の手紙と日記を読み始める…。
65年秋、夫のリチャード(ジム・ヘイニー)と2人の子供がイリノイ州の農産物品評会に出掛
け、彼女は4日間、一人で家にいることになった。
新鮮で開放的な気分になった彼女の前に、プロ・カメラマンのロバート・キンケイド(クリント・
イーストウッド)が現れ、道を尋ねた。
彼は、珍しい屋根付きのローズマン橋の写真を撮りに来ていた。
フランチェスカは彼の魅力に引かれ、その晩、夕食に誘う。
彼が宿に帰った後、「明日の晩、もう一度いかが?」とのメモを、明朝の撮影で彼が訪れる
橋の上に残した。
翌日、2人はホリウェル橋の上で落ち合った。
2人は次第に打ち解け合い、キンケイドは新しいドレスを着た彼女の手をとり、ダンスを踊っ
た。(Movie Walker HPより抜粋)

この映画は20年前の映画です。
原作小説を読んでいたから、映画化された時にイメージを損なうのでは?と思い、観てま
んでした。
だけど観た人から「小説に忠実に作られていたよ」と聞くと、観たくなりました。
…で、20年を経てやっと観ることが出来ました。

この当時、イーストウッドが60歳ぐらいで、ストリープが40代前半ぐらいなのか?
「激流」では、身体を鍛えて筋肉を付けてましたが、さすがメリル・ストりープです。
この映画では太めの田舎の中年女を演じるべく、体重を増量させてました。
イーストウッドはいつもの「アクが強い強引男」を封印して、ジェントルな温厚な役柄を好演
してました。

優しい夫に反抗期の子供達。
不満は無いけど、退屈な刺激の無い日々に、フラッと現れたカメラマン。
そりゃあ魅かれるわね。
フランチェスカの瞳はキラキラ輝いて、ロバートも、フラフラっと恋に落ちてしまいます。

4日が過ぎ、フランチェスカはロバートと一緒に家を出て行こうとするのだけど、踏みとどまり
ます。
自分が出て行ったら、この狭い田舎町に残された夫や子供達がどんな言われ方をするのだ
ろう…と考えたのです。
一時的な情熱に流されなかったフランチェスカ
立派ですね。
もし、ロバートと出て行ったとして、その後の二人の関係が続いたかどうかは分かりません。
後悔することになったかも?
だけど、一緒に行かなかったことで、二人の心は遠く離れていても繋がっていたのでした。

なかなかの良作でした。
夜中まで起きて観た甲斐が有りましたわ。
お爺好きとしては、クリント・イーストウッド素敵すぎます^^
私ならどうしたか?
一緒に逃避行したかも?
いえいえ、「身の程」を知っていれば、そんな冒険には出られませんわ(^◇^)