Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

「私の男」

夫が夜勤なので、昨夜10時からスカパー!で放送が有った「私の男」を観ました。


作家・桜庭一樹による第138回直木賞受賞作を、「海炭市叙景」「夏の終り」の熊切和嘉監督が
映画化。
孤児になった少女と、彼女を引き取った遠縁の男が、内に空虚を抱えながらも寄り添うようにし
て生きる姿を、北海道の雄大な自然を背景に描き出した。
浅野忠信二階堂ふみが主演し、共演にも高良健吾藤竜也らが実力派が顔をそろえている。
10歳で孤児となった少女・花(二階堂ふみ)は、遠縁の男・淳悟(浅野忠信)に引き取られる。
ともに孤独な2人は北海道紋別の平穏な田舎町で暮らしていたが、ある日、流氷の上で起こっ
た殺人事件が報じられる。
そのニュースを聞いた2人は、逃げるように町を後にするが…。(映画.comHPより抜粋)

この映画はモスクワ映画祭で、最優秀作品賞と最優秀男優賞(浅野忠信)を受賞し、日本アカ
デミー賞で主演女優賞(二階堂ふみ)を受賞した作品です。
ただ、観た人の評価が分かれていたので気になっていた作品でした。

この映画もラストが原作小説とは違うそうです。
…が、私個人の感想を言うと、あまり好きな内容では有りませんでした。
これね、私の頭の中に浸みこんでいる「ダメンズ」そのものが、出てくるからかも知れない。
最初、淳悟は真っ当な職業に就いていたのです。
…が、田舎から逃げるように東京へ出て来て、タクシー運転手をしながら養女を育てている。
しかし、後には働きもせずに花のヒモのような毎日を送っている。

私は「男から仕事を取ったら何も価値が無い!」という教えを母から擦りこまれているので、
病気になって働けない…という事情じゃない限り、こういう自堕落な男が一番嫌いである。
勿論、一生懸命働いても収入がともなわない場合も有る。

でもこの映画の父親はそういうのと違い、養女に手を出し(肉体関係を持ち)、己の人生を
狂わせていくのだ。
浅野忠信がとんでもない父親役を演じています。
でも、今一つ演技力がな~(*_*)

残念ながら私には、この映画の良さが理解できませんでした。
観終わって疲れましたわ(p_-)