今日はシネコンが閉館になる日だったから、最後に映画を観に行って来ました。
本当は今月中にもう1回行く予定でしたが、なかなか時間が取れず(夫の在宅日が多く)今日まで
行けませんでした。
ラストに鑑賞したのは「風立ちぬ」です。
出された主人公の青年技師・二郎が、関東大震災や経済不況に見舞われ、やがて戦争へと突入
していく1920年代という時代にいかに生きたか、その半生を描く。
幼い頃から空にあこがれを抱いて育った学生・堀越二郎は、震災の混乱の中で、少女・菜穂子と
運命な出会いを果たす。
やがて飛行機設計技師として就職し、その才能を買われた二郎は、同期の本庄らとともに技術視
察でドイツや西洋諸国をまわり、見聞を広めていく。
そしてある夏、二郎は避暑休暇で訪れた山のホテルで菜穂子と再会。
やがて2人は結婚する。
菜穂子は病弱で療養所暮らしも長引くが、二郎は愛する人の存在に支えられ、新たな飛行機作り
に没頭していく。
宮崎監督が模型雑誌「月刊モデルグラフィックス」で連載していた漫画が原作。
「新世紀エヴァンゲリオン」の監督として知られる庵野秀明が主人公・二郎の声優を務めた。
(映画.comHPより抜粋)
この映画はアニメですが、小中学生向けと言うより、大人向けのアニメです。
まだ恋も知らないような子供や、戦争体験も聞かされていない子供には、理解するのは難しいか
と…。
愛するがゆえに菜穂子は、療養所を抜け出して二郎に会いに行くのです。
その一途さに泣けましたよ。
そしてそんな二人の為に、自宅で祝言を挙げさせてくれる上司。
希薄な人間関係の現代では、まず有り得ません。
戦争シーンを間接的にしか描かずに反戦を訴えた宮崎監督、良い仕事でしたよ。
新聞で見ましたが「喫煙シーンが多すぎる」などと、クレームが付いているようですが、あの時代、
喫煙人口は多かったです。
時代考証的には間違っていません。
宮崎監督は、別に喫煙を推奨しているわけではなく、あの時代を描きたかっただけでは?
騒ぎ過ぎですよね(>_<)
今日で閉館される映画館で、宮崎監督ラスト作品を、感慨深く鑑賞しました。
記念すべき1,000記事目を映画ネタで飾られて光栄でした(^o^)丿