Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

メソッドをツナグ

昨日は昼からシネコンへ行って、映画を観て来ました。
1本はポイントを使い無料で、2本目は1500円を払って観て来ました。
交通費を考えると、何回も出られませんから、用事のついでに行く感じですね^^
 
1本目は「鍵泥棒のメソッド



銭湯に入ってきた金持ちそうな男(香川照之)が転倒。
その場に居合わせた貧乏役者の桜井(堺雅人)が様子を見ていると、男は頭を強打した影響で
記憶を失っていた。
桜井はちょっとした出来心を起こし、男のロッカーの鍵と自分の鍵をすり替える。
案の定、自分を桜井だと思い込む男。
しかし男の正体は、誰も顔を見たことのない伝説の殺し屋・コンドウで、コンドウに成り代わった
桜井のもとに、大金が絡む危険な仕事の依頼が舞い込み、桜井はやむなく引き受けてしまう。
一方、自分は桜井だと思い込んでいるコンドウは、一流の役者となることを目指して真面目に努
力する。
そんなひたむきな姿に胸を打たれた女性編集長の香苗(広末涼子)は彼に求婚。
三者三様の事情が複雑に絡み合う…(goo映画HPより抜粋)
 
コンドウは殆ど無い所持金を持って、病院の売店に行き大学ノートとシャーペンを買う。
そして、自分の所持している持ち物(桜井のロッカーに入っていた桜井の服や税金の督促状)を
元に、自分が誰なのかをノートに書き留めて行く。
これがまた、ムチャクチャ几帳面なのです。
一文字ごとに楷書で丁寧に、キッチリ書き留めていきます。
督促状の住所を元に桜井の家に入ったら、家の中は荷物が散乱して散らかり放題…。
(まるでうちのトンチキ夫の独身部屋みたいだわ…と思いましたよ)
ええ、コンドウはキレイに掃除して片付けて行きます。
記憶を無くしても、人間の本質は変わらないのだと納得しました。
 
病院の前で偶然出会った香苗は、これまた几帳面な性格で、事細かにスケジュールを組んで、
その通りに一日を過ごします。
手帳は細かな書き込みで一杯です。
そんな几帳面な二人とダラシナイ桜井が出会い、物語は進むのですが…。
物語が二転三転して、最後もどんでん返しが待ってます。
笑えますよ~。
お勧めのコメディー映画です。
監督・脚本は「アフタースクール」の内田けんじ、香川照之堺雅人の演技派俳優に、広末涼
子が絡みます。
「観なきゃ損」な、作品でしたよ(^o^)丿
 
2本目は「ツナグ」

 

たった一度だけ、死者との再会を叶えてくれる人がいるらしい―。
半信半疑で依頼をしてくる人たちの前に現れたのは、ごく普通の男子高校生・歩美(松坂桃李)
だった。
彼は、すでに死んでしまった人との再会を仲介する使者“ツナグ”を祖母のアイ子(樹木希林)か
ら引き継ぐ途中の見習いである。
横柄な態度で、癌で亡くなった母・ツル(八千草薫)に会うことを希望する中年男性・畠田(遠藤憲
一)。
喧嘩をしたまま自転車事故で死んでしまった親友・御園(大野いと)に聞きたいことがある女子高
生・嵐(橋本愛)。
プロポーズ直後に突然失踪した恋人・キラリ(桐谷美玲)の安否を確かめたいサラリーマン・土谷
歩美のもとには次々と依頼が舞い込んでくるが、歩美はその過程で様々な疑問を抱く。
死者との再会を望むことは、生者の傲慢なのではないか。
果たして会いたかった死者に会うことで、生きている人たちは救われるのか。
やがてその疑問は、自身の両親の不可解な死の真相へも向けられていく…。
(goo映画HPより抜粋)
 
16時前の上映で観ましたが、たった一人の観客でした。
でも一人だから、他人を気にせずに泣けました。
号泣とまではいきませんでしたが…。
祖母役の樹木希林さん、上手いですね~。
孫に対しての愛情と、息子夫婦に対する後悔…悲しみを秘めた役どころが良かったですよ。
この映画は死者と対話することで、生者が胸に残るシコリが溶けて行く…と言うキレイ事だけで
は無く、一生抱えていくシコリが残る可能性も描いてます。
それでも、どうしても会って確認したいことや、話したいことが有るのです。
私が会いたい人は誰だろう?…と思いながら鑑賞しました。
昨日の2作品は、コメディーと感動作でしたが、両作品ともお勧め出来ます。
最近の邦画は当たりが多いかも?