Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

邦画「ヒミズ」

札幌挨拶ツアーから自宅に戻り、さっそく家事をしています。
昨日から夫の弁当を作り、洗濯掃除をしてました。
今日は最高気温が6℃ぐらいの今治ですが、雪がチラついてます。
一瞬「どこかでゴミを燃やしているのかしら?」と思いましたが、「雪」でした^^
 
さて札幌滞在中に、今治では上映が決まっていない「ヒミズ」を早朝割引を利用して観て来ました。
 
住田佑一(染谷将太)、15歳。彼の願いは“普通”の大人になること。
大きな夢を持たず、ただ誰にも迷惑をかけずに生きたいと考える住田は、実家の貸ボート屋に集う、
震災で家を失くした大人たちと平凡な日常を送っていた。
茶沢景子(二階堂ふみ)、15歳。夢は、愛する人と守り守られ生きること。
他のクラスメートとは違い、大人びた雰囲気を持つ住田に恋い焦がれる彼女は、彼に猛アタックを
かける。
疎ましがられながらも住田との距離を縮めていけることに日々喜びを感じる茶沢。
しかし、そんな2人の日常は、ある日を境に思いもよらない方向に転がり始めていく。
借金を作り、蒸発していた住田の父(光石研)が戻ってきたのだ。
金の無心をしながら、住田を激しく殴りつける父親。
さらに、母親(渡辺真起子)もほどなく中年男と駆け落ち。
住田は中学3年生にして天涯孤独の身となる。そんな住田を必死で励ます茶沢。
深い暗闇を歩き出した少年と、ただ愛だけを信じ続ける少女。
2人は、巨大な絶望を乗り越え、再び希望という名の光を見つけることができるのだろうか…。
(goo映画HPより抜粋)
 
この映画のタイトル「ヒミズ」ってどういう意味なんだろう?と思ってたら、「モグラ」の別名なんですよ。
地中に潜って「日の光を見ず」ってことらしいです。
主人公の住田が「ずっと深い所に潜って潜伏したい」と言うシーンで、モグラのイラストと説明がチラっ
と画面に映りました。
そしてね、この映画には「ろくでもない大人」ばかり出てくるんですよ。
「めがね」などに出てる、優しいお父さん役が似会う「光石研」が子供を殴る暴力父親を演じてるし…
母親は子供を捨てて出奔するし…。
子供に死んでくれと「首つり台」を作る母親が出てきたり…
もう何て言うか、不幸のスパイラルなんです。
どこかに救いは無いのか?…と思うぐらい、殴る蹴るシーンが出て来ます。
しかし、ラストは一抹の「希望」が見えて来たか?…って感じで映画は終わります。
気弱な方は観られない方がよろしいかと…。
残酷なシーンもたくさん出て来ますからね^_^;
 
 ↑「頑張れ!住田」 「住田 頑張れ!」と叫ぶ図
 
私は監督の名前「園子温」を「園子 温」(そのこ あつし)かと思ってました(@_@;)
「園 子温」(その しおん)なんですよね。
どこで区切るのかが分かりませんでしたよ(-_-;)
前作の「冷たい熱帯魚」は観てませんが、少し前の映画、「愛のむきだし」は観ました。
リバイバル上映で札幌の「蠍座」で観ましたよ。
上映時間が無茶苦茶長かったのですが、どういう展開になるのか目が離せず、居眠りすることも無く
観ました。
あの映画も結構な「ドロドロ映画」だったのですが、「ヒミズ」は「不幸のズンドコ度」上回りましたね。
この映画のレビューを書かれている人達によると、「冷たい熱帯魚」も凄まじいらしいです。
スカパーでそのうち放送されるだろうから、その時にでも観ようかしら?
今治では来月ミニシアターで、「恋の罪」が上映されます。
こちらも内容がスゴイらしいので、気合いを入れて観てこようと思います。