Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

考え方一つで

まぁ~よく降るわ降るわ。
夜中も雨がずっと降っていましたよ。
今は止んでるけど、明日までお天気は雨予報。
この社宅、除湿機は必要かしら?
 
さて昨日、CS放送朝日ニュースター武田鉄矢の週刊鉄学」を偶然見ました。
日本理化学工業の大山会長がゲストで出演されてました。
この会社は、学校で使われているチョークを作る会社です。
しかし従来のチョークの生産だけだと、チョークの消費は先細りになると考えて、
粉や臭いが出ず、ガラスやホワイトボードに書けて、水拭きしたら手軽に消せる
水溶性のチョーク「キットパスきっず」という製品を開発しました。
 
こちらの会社の素晴らしいのは、全従業員の7割が知的障がいの方なんです。
最初は役所に頼まれたからだったか(ちょっと私の記憶が不確かです)昭和35
年に2人雇用したことが始まりでした。
「満員電車に揺られて通勤するのは普通の人でも辛いのに、障がい者の人達
は、休まずに通勤して来るんですよ。よく通ってくるなぁ~と不思議なんですよ」
と、大山会長が禅寺のお坊さんに世間話の中で話したら、そのお坊さんに「人は
大事に面倒を見られることが幸せではない。究極の幸せは4つなんですよ」と教
わったことが、知的障がい者の雇用を増やすキッカケとなりました。
その究極の幸せとは
1、愛されること
2、誉められること
3、人の役に立つこと
4、人に必要とされること
…だそうです。
う~ん、奥が深い。
 
ただ知的障がい者の方は、最低限の自分の身の回りのことは出来るのですが、
文字が読めず、情報の認識が出来ない方が多いそうです。
チョーク作りには、ちゃんと計量して配合しないといけないから、どのようにして
作業工程を教えるかで、最初は大変だったそう。
マニュアルがあっても、文字が読めないのだから役立ちません。
そこでふと、文字が読めなくても交通信号は「歩く止まる」ちゃんと認識して渡っ
てるじゃないかと気付き、色で工程を分けることを思いつきました。
 
赤のチョークを作るための粉は、赤い袋に入れて赤い缶に詰めて業者に納品し
てもらい、担当者は同じ赤色の重りで計測する。
機械動作時間は砂時計を使い、機械のスイッチを入れたら砂時計をひっくり返
す…と従業員の理解度に合わせて、作業工程を作りました。
そして現在は従業員の7割が知的障がい者の方という大量雇用を実現されてます。
 
この会社には、障がい者雇用のモデルケースとして国内外からも取材に来られる
そうです。
簡単なようでなかなか気付かない事ありますが、考え方一つなんですよね。
たまたま見たTV番組でしたが、勉強になりましたよ。
この大山会長は「利他のすすめ」という本を今年4月に上梓されました。
ちょっと興味あるので探してみようと思います。
いつもおちゃらけ内容が多いので、今日は真面目な内容を書きました(^◇^)
 
窓ガラスにも書けて簡単に消せるチョーク、お母さんたちが子供の落書きに怒らな
くてよくなりますよ。
 
興味ある方は↓のHPにアクセスしてみて下さい。