「潰しがきく」という表現を知っていますか？
私の母はよく、「手に職をつけていたら潰しがきくから、喰いっぱぐれが無い」と言ってました。
私には馴染みが有る表現なのだが、今の世の中では知らない人の方が多いかも？
この言葉は、金属製品は溶かして別の製品にすることができることから、
それまでの職業をやめても、他の職業や他の分野の仕事で十分やっ
ていく能力がある…ということから来ています。
夫は、工業高校を卒業したが、機械科や電気科ではないので、全く潰しがきかない(-_-;)
建築科とか出ていれば、また違ってくるのだろうが…。
全国の工業高校でも少ない工業化学科を出ているので、知識が役立つ就職先が少ないのだ。
成績優秀ならばまだしも、そうでないと就職先は限られている。
今の仕事も化学とは一切関係ない仕事だ。
日常生活でも、電化製品の修理や日曜大工など、不器用な夫は全くできない。
かえって商業科を出ている私の方が、腕は上だと言える。
私も不器用なのだが、更に不器用な夫だから、まるで役に立ちません(-"-)
向いの棟の奥様のお子さんが、中３で進路に悩んでいる。
残念ながら、成績は超低空飛行のようで、奥様は一体どこに進学させたら良いのか、頭を悩ま
せている。
普通高校ならば卒業後に、専門学校か大学へ進学した方が就職口が見つかりやすい。
商業高校や工業高校を出れば、ある程度の資格を取得できる。
先日の飲み会の時、奥様に進路が決まったか聞いたら、「本人はどこでも良いと言う」と困って
いた。
どこでも良いのと、どこでも入られるのでは、雲泥の差が有る(＠_＠;)
就職先で出会う人が変わって来ますからね。
良い人と出会えて、良い伴侶と出会うのも、行く先で変わって来る。
子供の進路に、ますます頭を悩ませる奥様なのだ(T_T)
