二本目にはアニメ「かがみの孤城」を観ました。
(C)2022「かがみの孤城」製作委員会
直木賞作家・辻村深月の同名ベストセラー小説を、「河童のクゥと夏休み」
「カラフル」の原恵一が監督を務めて劇場アニメ化。
中学生のこころは学校に居場所をなくし、部屋に閉じこもる日々を送って
いた。
そんなある日、部屋の鏡が突如として光を放ち始める。
鏡の中に吸い込まれるように入っていくと、そこにはおとぎ話に出てくる城
のような建物と、6人の見知らぬ中学生がいた。
そこへ狼のお面をかぶった少女「オオカミさま」が姿を現し、ここにいる7
人は選ばれた存在であること、そして城のどこかに秘密の鍵が1つだけ隠さ
れており、見つけた者はどんな願いでもかなえてもらえると話す。
若手女優の登竜門として知られる「カルピスウォーター」のCMキャラクタ
ーに起用されるなど注目を集める當真あみが、オーディションで1000人以
上の中から主人公こころの声優に選ばれた。
「百日紅 Miss HOKUSAI」などでも原監督と組んだ丸尾みほが脚本、「あ
の日見た花の名前を僕達はまだ知らない」のA-1 Picturesがアニメーショ
ン制作を担当。(映画.comHPより)
何らかの事情で学校や家に居場所が無い、7人の中学生たち。
鏡がタイムトリップのトンネルとなり、孤城に集められる。
私は原作小説は未読なのですが、ファンタジー小説に分類されるのかな?
鏡を通って好きな時間にやって来る7人。
但し、朝9時~夕方5時までしか城に滞在してはいけない。
約束を守らないとオオカミに食べられてしまうのだ。
城は3月末に閉鎖されて7人は城に来られなくなり、それまでに鍵を探して
願いを一つ叶えないといけない。
願いが叶うと7人は各々のことも、城で過ごした記憶も消えてしまう。
願いを叶えなければ、記憶は残る。
7人は鍵を探すのか?
探さないのか?
映画の中盤で私は、或ることに気付きました。
多分、観客は同じように気付いたと思います。
…で、ラストではなぜ彼らが孤城にやって来たのか、エンドロール後には
7人のその後が流れて、見事に伏線が回収されました。
孤独な子供たちが孤立している城に集う。
「孤城」とは上手いタイトルです。
原作小説も読みたくなりました。