Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

「ある男」

今日は「映画の日」で、一本1000円で鑑賞できます。

コロナワクチンの副反応も落ち着いたし、夫も仕事に行ったので、近所のシネ

コンに行って来ました。

観たのは↓「ある男」です。

ポスター画像

(C)2022「ある男」製作委員会

芥川賞作家・平野啓一郎の同名ベストセラーを「蜜蜂と遠雷」「愚行録」の

石川慶監督が映画化し、妻夫木聡安藤サクラ窪田正孝が共演したヒュー

マンミステリー。

弁護士の城戸は、かつての依頼者・里枝から、亡くなった夫・大祐の身元調

査をして欲しいという奇妙な相談を受ける。

里枝は離婚を経験後に子どもを連れて故郷へ帰り、やがて出会った大祐と再

婚、新たに生まれた子どもと4人で幸せな家庭を築いていたが、大祐は不慮

の事故で帰らぬ人となった。

ところが、長年疎遠になっていた大祐の兄が、遺影に写っているのは大祐で

はないと話したことから、愛したはずの夫が全くの別人だったことが判明し

たのだ。

城戸は男の正体を追う中で様々な人物と出会い、驚くべき真実に近づいてい

く。

弁護士・城戸を妻夫木、依頼者・里枝を安藤、里枝の亡き夫・大祐を窪田が

じる。(映画.comHPより)

人間は生まれてきて、親に育てられ、成長して自立する。

一般的には皆が通る道筋。

だけど中には、成長途中で親に見放されてしまうことが有る。

あれほど憎んだ父親に、段々と顔立ちが似て来ることに戸惑う大祐。

自分の顔を鏡で見る度に、逃げ出したくなる。

自分は明るい場所に居てはいけない。

幸せになってはいけない…と思っていた大祐は、里枝と出会い、人生が変わる。

この小さな幸せがいつまでも続いて欲しい…と願っていたのだろうが、人生は

皮肉に満ちている。

大祐の出自が分かった里枝が「今更だけど、知らなくても良かったのかも」と

言うセリフが全てを物語っているのかも。

夫がどこの誰であろうが、自分は夫を確かに愛していたということが大事なの

よね。

原作小説では、どのように大祐や里枝の気持ちを表現していたのか?

気になりました。

安藤サクラ窪田正孝妻夫木聡が熱演しています。

私は良作だと思いました。

この映画を観られたら↓「嘘を愛する女」もお勧めです。

gena0116.hatenablog.com