昨日、午後から近所のシネコンに行って来ました。
↓ 観たのは「ザリガニの鳴くところ」です。
全世界で累計1500万部を売り上げたディーリア・オーエンズの同名ミステリ
ー小説を映画化。
ノースカロライナ州の湿地帯で、将来有望な金持ちの青年が変死体となって
発見された。
犯人として疑われたのは、「ザリガニが鳴く」と言われる湿地帯で育った無
垢な少女カイア。
彼女は6歳の時に両親に捨てられて以来、学校へも通わずに湿地の自然から
生きる術を学び、たった一人で生き抜いてきた。
そんなカイアの世界に迷い込んだ心優しい青年との出会いが、彼女の運命を
大きく変えることになる。
リース・ウィザースプーンが製作を手がけ、ドラマ「ふつうの人々」で注目
音楽は「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」で、アカデミー作曲
賞を受賞したマイケル・ダナ。
テイラー・スウィフトが、本作のためのオリジナルソングを書き下ろしたこ
とでも話題を集めた。(映画.comHPより)
舞台となっている湿地帯の自然が美しいが故に、人間の汚さが浮き彫りになる映
画でした。
DV夫に命の危機を感じた妻が逃げ出し、子供達(カイアの兄姉)も相次いで逃げ
出して行く。
挙句、父親もカイアを置き去りにして出て行ってしまう。
幼いカイアに親身になってくれたのは、雑貨店店主のジャンピンとメイベル夫妻
だけ。
そんなカイアだが、湿地帯をボートで散策していて迷子になってしまう。
釣りをしていた、兄ジョディの友達だったテイトに助けてもらう。
そのことがキッカケとなり、テイトはカイアに読み書きを教える。
そして数年後、事件が起きる。
この映画は、孤独な生活を強いられる少女カイアが一人で生き抜き、成長して
いくカイアの半生と、プレイボーイのチェイスが殺害され、犯人捜しのミステ
リー部分とで構成されてます。
ラストでなるほどね…と思いました。
個人的にはラストの回想シーンで、謎を解いて欲しかったが、曖昧になったこ
とで、この映画は昇華したのかも?
まだ公開されて10日目だと言うのに、一日2回しか上映が無く、観客は私を
含めて二人でした。
派手なアクション映画やアニメ映画、ハリウッドスターやアイドルが主演して
いる映画でないと、観客動員数は伸びないのかしら?
そんなことを思った私でした。