2本目は「スペンサー ダイアナの決意」を観ました。
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クリステン・スチュワートがダイアナ元皇太子妃を演じ、第94回アカデミー
賞で主演女優賞に初ノミネートを果たした伝記ドラマ。
ダイアナがその後の人生を変える決断をしたといわれる、1991年のクリスマ
ス休暇を描いた。
1991年のクリスマス。
ダイアナ妃とチャールズ皇太子の夫婦関係は冷え切り、世間では不倫や離婚
の噂が飛び交っていた。
しかしエリザベス女王の私邸サンドリンガム・ハウスに集まった王族たちは、
ダイアナ以外の誰もが平穏を装い、何事もなかったかのように過ごしている。
息子たちと過ごす時間を除いて、ダイアナが自分らしくいられる時間はどこ
にもなく、ディナー時も礼拝時も常に誰かに見られ、彼女の精神は限界に達
していた。
追い詰められたダイアナは故郷サンドリンガムで、その後の人生を変える重
大な決断をする。
監督は「ジャッキー ファーストレディ 最後の使命」のパブロ・ラライン。
(映画.comHPより)
劇中で着用している衣装が、あぁ~!ダイアナさん、こういう配色の、こういう
デザインの服を着ていたな…と既視感ありあり。
でも、あくまでもこの映画は、真実をモチーフにした寓話。
全てが真実では無いです。
…が、チャールズ皇太子がカミラのことを忘れられず不倫していたのは真実。
そしてチャールズにパメラを諦めさせるため、フィリップ殿下がダイアナと
結婚するよう、チャールズ皇太子にプレッシャーをかけていたのは真実。
チャールズが後継ぎが欲しいだけで、若いダイアナと結婚したのは真実。
ダイアナが結婚生活の殆どを、チャールズにカミラの影を感じながら過ごして
いたのは真実。
1991年のクリスマス休暇。
ダイアナは精神状態が悪い中、サンドリンガム・ハウスを訪れる。
滞在中に更に精神状態が悪くなり、奇行がひどくなる。
王室の侍従たち、誰もがダイアナの状態が悪いことを感じているのに、集まっ
ている王族は皆、「ワガママ」「気分屋」だと思っている。
拒食症や自傷行為、映画を観ていて切なくなりました。
このクリスマス休暇の1年後、ダイアナは別居を正式に発表します。
クリステン・スチュワートが、ダイアナ妃が乗り移ったかのように見事に演じ
ました。
チャールズ役のジャック・ファーシングも好演してます。
王室マニアにお勧めする映画でした。