Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

「大怪獣のあとしまつ」

昨日、近所のシネコンへ行って来ました。

観たのは↓「大怪獣のあとしまつ」です。

ポスター画像

(C)2022「大怪獣のあとしまつ」製作委員会

ドラマ「時効警察」シリーズの三木聡監督が、「Hey! Say! JUMP」の山田

涼介を主演に迎え、巨大怪獣の死体処理を題材に描いた、空想特撮エンタテ

インメント。

人類を恐怖に陥れた巨大怪獣が、ある日突然死んだ。

国民が歓喜に沸く一方で、残された死体は徐々に腐敗・膨張が進んでいく。

このままでは爆発し、一大事を招いてしまう。

そんな状況下で死体処理を任されたのは、軍でも警察でもなく、3年前に姿

消した特務隊員・帯刀アラタだった。

アラタとはかつて特務隊で同僚だった環境大臣秘書・雨音ユキノを土屋太鳳、

ユキノの夫で総理秘書官の正彦を濱田岳、爆破処理のプロ・ブルースをオダ

ギリジョー、未曾有の事態に翻弄される総理大臣・西大立目完を西田敏行

演じる。

「平成ゴジラ」シリーズや「ウルトラマン」シリーズの若狭新一が怪獣造形

を担当。(映画.comHPより)

「怪獣」は、怪(あや)しい獣(けもの)と書くでしょう?

怪しいとは、何であるかハッキリしない分からない状態や物、不気味だったり

信用できなかったりと、受取り手の気持ちを表します。

「怪獣」は、実態が分からない獣なんです。

タヌキや熊のように、見て分かる外形では無いし、生態も不明ですし。

しかもサイズがデカい「大怪獣」と来たもんだ。

その大怪獣の死骸をどう処分するべきか?

政府内ではどこが担当なのか?…と責任のなすりつけ合いが始まります。

死骸に悪害が無いと発表すれば、隣国が「自分の国から怪獣が出現して日本

で死んだだけだ。死骸を引き渡せ!」と言って来たり…。

この映画は「怪獣」が主人公では無いです。

ゴジラウルトラマンなど、特撮や怪獣を目当てに観たら「何じゃこれは!」

と思うでしょうね。

映画レビューでは辛口なコメントが多いですが、それは視点が違うからです。

政府内での責任転嫁や足の引っ張り合い、誤魔化し合い。

面倒なことは他人に押し付ける…そんな人間のいい加減さを風刺した映画です。

画像5

(C)2022「大怪獣のあとしまつ」製作委員会

白いスーツを着た環境大臣、蓮佛紗百合(れんふつさゆり)を演じた、ふせえり

さん。

実生活で三木監督の奥様だそうで、身体を張った演技、笑いました。

役名にも監督の遊び心が見られますね。

しかし、ラストがあのようになるとは…。

まさしく「なんでやねん!」とツッコミたくなりますよ。

エンドロールの最後に、更に「!!!」と思わせてくれます。

私は意外と面白く鑑賞しました。

只、下ネタ(排泄物系)が多く出てくるので、そちらが苦手な方にはお勧め

しません。