Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

「老後の資金がありません!」

昨日、近所のシネコンで「老後の資金がありません!」を観て来ました。

ポスター画像

(C)2021映画「老後の資金がありません!」製作委員会

垣谷美雨の同名ベストセラー小説を「狗神」(2001)以来、20年ぶりとな

天海祐希の単独主演作として映画化。

家計に無頓着な夫の章、フリーターの娘まゆみ、大学生の息子・勇人と暮ら

平凡な主婦・後藤篤子は、あこがれのブランドバッグも我慢して、夫の給

料と彼女がパートで稼いだお金をやり繰りし、コツコツと老後の資金を貯め

てきた。

しかし、亡くなった舅(しゅうと)の葬式代、パートの突然の解雇、娘の結

相手が地方実業家の御曹司で豪華な結婚式を折半で負担、さらには夫の会

社が倒産と、節約して貯めた老後の資金を目減りさせる出来事が次々と降り

かかる。

そんな中、章の妹・志津子とのやりとりの中で、篤子は夫の母・芳乃を引き

ることを口走ってしまう。

芳乃を加えた生活がスタートするが、芳乃の奔放なお金の使い方で予期せぬ

費がかさみ、篤子はさらなる窮地に立たされてしまう。

監督は「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」の前田哲。

(映画.comHPより)

前半は次から次へと不幸がやって来ます。

呑気な夫は当てにならないし、息子の就職が決まったまでは良かったが、夫婦

そろって失業するわ、娘は「授かり婚」することになるわで、篤子はドタバタ

します。

浪費家の姑と同居することで、篤子は更にストレスが溜まりまくります。

追い打ちをかけるように、姑がオレオレ詐欺に引っ掛かり、娘の結納金まで失

うことに…。

万策尽きたかと思われたが、映画の後半では天海祐希草笛光子の凸凹嫁姑コ

ンビが、人生の指針を導き出していきます。

この映画、「足るを知る者は富む」(満足を知る人は貧しくても心は豊かであ

ること)が根底に有る感じです。

家族の為に身をすり減らしている篤子に、姑の芳乃が「人生、ワガママに生き

た方が勝ちよ」と言います。

もちろん、時と場合によって我が儘が通らない場合も有りますが、我慢ばかり

の結婚生活を送っていた篤子には、心に沁みた言葉でした。

 

映画の内容が内容なので、観客の年齢層が高いこと、高いこと。

殆どが70代じゃないかな?

日頃、映画館に出向かないのか、映画の本編が始まる前まで、大きな声で雑談

してたり、上映中に携帯電話の着信音が鳴り響いたり…( ;∀;)

トイレに立つ人が多いこと…(;´Д`)

それでも、この映画に関心を持って観に来たことは素晴らしいと思います。

笑って泣いて、感動も有る映画でした。

嫁姑凸凹コンビ、是非ご覧になって下さい^^