Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

「娼年」

昨夜、スカパー!で放送していた「娼年」(しょうねん)を観ました。

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「娼夫」として生きる男を主人公に、性の極限を描いた石田衣良の同名小説を、

2015年に上演した舞台版が大きな反響を呼んだ監督・三浦大輔×主演・松坂

桃李のコンビで映画化。

大学での生活も退屈し、バイトに明け暮れ無気力な毎日を送っているリョウ。

ホストクラブで働く中学の同級生シンヤが、リョウのバイト先のバーに連れて

来たホストクラブの客、御堂(みどう)静香。

彼女は秘密の会員制ボーイズクラブ「パッション」のオーナーで、恋愛や女性

に興味がないというリョウに「情熱の試験」を受けさせ、リョウは静香の店で

働くこととなる。

「娼夫」という仕事に最初は戸惑うリョウだったが、女性たち一人一人が秘め

ている欲望の奥深さに気づき、そこにやりがいを見つけていく。

リョウは彼を買った女性たちの欲望を引き出し、そして彼女たちは自分自身を

解放していった。(映画.comHPより)

 

去年公開されていた映画なのに、もうスカパー!で放送するとは早いですね。

でもこの映画、R18+指定なので、たとえ真夜中でも地上波では放送でき

ません。

この地ではイオンシネマで上映していたかな?

上映期間も短かった気がします。

それにしても、聞きしに勝るエロイ映画でした(@_@;)

原作小説は石田衣良で「池袋ウエストゲートパーク」を書かれた作家です。

私は映画化された「アキハバラ@DEEP」は劇場で観ました。

藤圭子の「命預けます」が挿入歌で使われており、妙にハマって藤圭子

ベストアルバムを買いましたよ^^

…と、話が脱線しましたが、同じ作家が書いた小説とは思えなかったです。

殆どがエロイシーンで、俳優さん達はまさしく身体を張った演技(艶技)を

魅せてくれます。

三浦監督は性描写に一切妥協せず、カメラアングルや色調、振り付けを考え

たとか。

では、この映画はAVと変わらないのか?

いえいえ、この「娼年」は「業の深い生きもの」である人間の本質を描き、

虚無感を抱えて生きていた青年リョウが、女性と関係を持つことで、自分の

存在意義を見つけて行く、再生を描いた映画です。

西岡徳馬の変態ぶりとか、途中で笑えるシーンも幾つか有ります。

あと、亡くなられた江波杏子さんが、リョウを買う客役で出演してます。

遺作(映画では)です。

あまりにも衝撃的な映画なので、誰彼とお勧めは出来ません。

…が、リョウを買った女性客、なぜリョウを買うのか、買う必要が有った

のか、それぞれが置かれた立場に、思い当たるかも知れません。

敢えて、女性にお勧めしたい映画です。