昨日、スカパー!で放送されてた映画、掘り出し物でした♪
ニュータウンの一角に在る、平屋で暮らす建築家夫婦を追ったドキュメンタリー。
さまざまな社会問題を取り上げた、ドキュメンタリー作品を世に送り出している
東海テレビによる劇場公開ドキュメンタリーの第10弾。
自身が設計を任された名古屋近郊のベッドタウン、高蔵寺ニュータウンに夫婦で
50年間暮らす90歳の夫・修一さんと、敷地内の雑木林で育てた野菜や果物で
得意の料理を手がける87歳の妻・英子さんの津端(つばた)夫婦。
敗戦から高度成長期を経て、現在に至るまでの津端夫婦の生活から、日本人が諦
めてしまった、本当の豊かさを見つめなおす。
ナレーションを樹木希林が担当。
2016年3月に放送され、第42回放送文化基金賞番組部門最優秀賞受賞した
ドキュメンタリー番組を劇場版として再編集した。(映画.comHPより)
建築家の夫は都市計画に携わり、集合住宅やマンモス団地の設計をしていました。
そして、ニュータウンの計画に関わり、マンモス団地の設計を任されます。
ニュータウンを作るためには山を削り、宅地を作ります。
夫は「里山」が有る生活が必要だと訴え、風の通り道になる雑木林を作り、
自然との共生を取り入れ設計しますが、多くの住宅を建てる…と言う経済を優先
されます。
夫はニュータウンの一角に300坪の土地を買い、雑木林と菜園に囲まれた平屋
を自分で建てました。
自宅の周りを里山にしようと考えたのでした。
庭には50種類の木と70種類の作物が植えられてます。
春には筍を取り、初夏には梅を取り、秋には栗を…。
妻は「キッチンガーデン」と呼んでいる庭で、多種多様な野菜と果物を手塩に
かけて育てます。
テレビが無い静かな生活。
晴耕雨読の生活を送る、結婚65年になる高齢夫婦。
こういう歳の取り方、良いな。
とても素敵なご夫婦の姿を見せて頂きました。
是非、皆さんに観て頂きたい作品でした。