Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

「祈りの幕が下りる時」

昨日、「祈りの幕が下りる時」を観てきました♪



阿部寛主演、東野圭吾原作による「新参者」シリーズの完結編。

東野の人気ミステリー「加賀恭一郎シリーズ」第10作の映画化で、2010年に放送された連続
ドラマ「新参者」、2本のスペシャルドラマ、映画「麒麟の翼 劇場版・新参者」に続き、阿部が主
人公の刑事・加賀恭一郎を演じる。
父との確執、母の失踪など、これまで明かされることがなかった加賀自身の謎が明らかとなる。
東京都葛飾区小菅のアパートで、滋賀県在住の押谷道子の絞殺死体が発見された。
アパートの住人も姿を消し、住人と押谷の接点は見つからず、滋賀県在住の押谷が東京で殺
された理由もわからず、捜査は難航する。
捜査を進める中で加賀は、押谷が中学の同級生で演出家の浅居博美を訪ねて東京にやって
きたことを突き止めるが…。
演出家の浅居博美役を松嶋菜々子が演じるほか、山崎努及川光博溝端淳平田中麗奈
伊藤蘭小日向文世らが顔をそろえる。
監督は「半沢直樹」「下町ロケット」「3年B組金八先生」など、数多くのヒットドラマを手がけた
福澤克雄。(映画.comHPより)

いやぁ~本当に評判どおりでした。
前作の「麒麟の翼」よりも、感動しましたよ。
子が親を想う気持ち、親が子を想う気持ちが、丁寧に描かれてました。
子を守る為に姿を消す父親、子を想うあまりに姿を消す母親。
妻の気持ちを想い、敢えて子に何も話さず悪者に徹する父親。
何の繋がりも見つからずバラバラだった登場人物が、少しずつ繋がって行きます。
刑事になった恭一郎が、なぜずっと日本橋署に居続けたのか?
その謎も解けます。


そして、松嶋奈々子が上手い!
自分と父親を地獄に突き落とした母親に向って、啖呵を切るシーンにはゾクっとしました。
来年の日本アカデミー賞には「助演女優賞」にノミネートされるのでは?

なかなかの秀作でした♪