Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

「さよなら ミス・ワイコフ」

夜中にスカパー!で放送されていた映画を観ました。
ええ、夫は夜勤で平和だったのでね^^

イブリン・ワイコフ(アン・ヘイウッド)は、カンザス州フリーダムの高校で、ラテン語の教師をして
いた。
彼女の楽しみはせいぜい同僚のベス(キャロリン・ジョーンズ)らと催すささやかなパーティーで、
雑談したりすることぐらいだった。
そんな彼女を時々原因不明の変調が襲った。
授業中喚きたくなったり、みんなが退屈しきっているピアノの演奏会で涙を流したり、気分は塞ぎ
がちになり、下宿に閉じこもることが多かった。
ベスらに進められて、ワイコフは、しぶしぶニール医師(ロバート・ボーン)の元に診断を受けに行
った。
彼は、学生時代にワイコフが秘かに憧れていた男性だ。
ワイコフは彼の口から屈辱的な宣告を聞かなくてはならなかった。
35歳にして彼女はまだ処女であり、この不安定な精神は、更年期障害からきていると…。
ニール医師の紹介で、ワイコフは精神医科シュタイナー(ドナルド・プレゼンス)を訪れた。
シュタイナーは、幼い頃、目にした両親の不和が、彼女のセックスへの恐怖につながったのでは
ないか、という見解を下した。
そんな頃、彼女は、長距離バス運転手のエド(アール・ホリマン)と知り合いになるが、彼には妻子
がいることを知り、誘惑を拒否した。
ある放課後、ワイコフが、教室に居残って採点していると、奨学生で教室清掃のアルバイトをして
いるレイフ(ジョン・ラファイエット)が掃除しにやってきた。(映画.comHPより)

ワイコフ役のアン・ヘイウッドは、気品のある綺麗な女優さんでした。
この役を演じるに当たり、かなり葛藤があったのでは?

ワイコフは教室内でレイフにレイプされる。
ワイコフは助けを求めて、精神科医のシュタイナーに連絡するが連絡が取れない。
その後は一切シュタイナーに連絡しなかった。

ではなぜ、ワイコフは校長先生に報告しなかったのか?

生徒とは言え、レイフは24歳だった。

ワイコフがレイフを誘惑した訳では無い。
報告しなかった為に、ワイコフは再三に渡り、レイフに関係を強いられた。

この映画は1979年に公開された映画です。
時代とは言え、レイプされた女性が助けを求める場所が無く、泣き寝入りしなければいけない
とは…。
親しかった人達が一斉に掌を返し、白人教師が黒人生徒を誘惑したかのように罵るのだ。
誰も理由を聞いてくれず、イブリンが一方的に悪者になる。
ラストは学校を追われたワイコフが、新天地を求めて駅で列車を待っているシーンで終る。
切ない映画でした(p_-)