Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

「百日紅~Miss HOKUSAI」

今日は夜勤明けで帰宅した夫に、「買い物に行って来る」と言って、ミニシアターに行きました。
百日紅~Miss HOKUSAI」を観て来ました。


江戸風俗研究家で文筆家や漫画家としても活躍した、杉浦日向子の漫画代表作「百日紅」を、
「カラフル」「河童のクゥと夏休み」の原恵一監督がアニメーション映画化。
浮世絵師・葛飾北斎の娘で、同じく浮世絵師として活躍した女性・お栄が、父・北斎や妹、仲間
たちとともに生きた姿を、江戸の町の四季を通して描く。
アニメーション制作は、原監督作では初となるProduction I.Gが担当。
声優には、お栄役の杏、今作で声優初挑戦となる北斎役の松重豊ほか、濱田岳高良健吾
美保純、筒井道隆麻生久美子ら豪華俳優陣が集った。(映画.comHPより抜粋)

宮崎アニメとはまた違う感じで新鮮でした。
大人が感動するアニメでした。
映像もキレイですが、主人公の「お栄」の不器用な生き方に、共感する女性も多いかも?
仕事はできるが恋愛はサッパリダメ。
想いを寄せている男にも、気持ちを伝えられず、ただ見ているだけ。
恋愛エネルギーを全て、絵を描くことに投じている感じです。
そして、歳の離れた妹の「お猶(なお)」への愛情。

このお猶がまた泣かせます。
生まれつき目が見えず、身体が弱いお猶。
北斎は、お猶に憑りついている病気が怖くて、会いに行けずにいる。
愛している者が亡くなることが、怖くて仕方無いのだ。
寺に預けられていたお猶の具合が良くないからと、母親宅に戻され、床に伏しているお猶。
お栄に小言を言われ渋々、見舞いに行く北斎
お猶に顔を触られた北斎は、お猶が長く生きられないことを悟る。
そして、病気を退治するお守りにと一枚の絵を描き、お栄に届けさせます。
このシーンで私は、ウルっと来ましたわ。

天才奇才の絵師、北斎とその娘お栄の物語、大人が感動するアニメです。
普段アニメを観ない方にも勧めたい作品でした。

ただ吹替えが声優ではなく、俳優ばかりなのが気になりました。
花魁の小夜衣(さよごろも)の声を吹き替えた麻生久美子は、意外と艶っぽい声でイメージ
に合いましたが…。