今日は夫が仕事休みでした。
テレビでCMを見て、夫が行きたがっていた映画を観て来ました。
眞人監督が、初めて手がけた人情時代劇。
舞台は江戸時代の鎌倉。
幕府公認の駆込み寺・東慶寺には離縁を求める女たちがやってくるが、寺に駆け込む前に、
御用宿・柏屋で聞き取り調査が行われる。
柏屋の居候で戯作者に憧れる駆出しの医者でもある信次郎は、柏屋の主・源兵衛とともに、
ワケあり女たちの人生の新たな出発を手助けすることに。
信次郎役に大泉洋。
信次郎役に大泉洋。
上映時間が2時間23分と長いのですが、長さを気にすることなく鑑賞しました。
子供の頃にテレビで見た時代劇、男に追われて、とっさに履いていた草履を寺の境内に投げ
込んだ女。
それでも構わず、男が連れ戻そうともみ合っていると、境内から尼僧さまが出て来て、男に「もう
この方は寺に入られました。手出しは成りませぬ」と言い、女を寺に引き入れるシーンを何度か
見たことがあります。
今思えば、この映画の舞台となった東慶寺だったのですね。
様々な事情を持ち駆け込んで来た女達と、それを助ける御用宿の人達の姿を描いています。
仕事をせずに女に入れあげる夫や、酒乱の夫など、ロクでもない夫達が出て来ます。
いろいろなエピソードが有りますが、私は誘拐されて女郎屋に売られた妹を助けるために、身
代わり離婚をした姉のエピソードで泣きました。
これから観られる方がいるでしょうから、詳細は書きませんが、東慶寺から出てくる日まで身を
隠し、見守っていた姉の姿に泣きました。
大泉洋はセリフ量が多くて大変だったろうな。
立て板に水の如く話すシーンが何度か有りました。
夫は細かく感想を言うタイプでは有りません。
「感動したのか?」と聞くと、「感動まではしなかったけど、良かったよ」と言ってました。
映えましたよ。
たよ。
初めてスクリーンで見ましたが、元宝塚の方でした。
上から目線の態度がイケてました^^
不甲斐ない男達が出て来ますが、堤真一が演じた堀切屋三郎衛門は「真の愛」を最後に見
せてくれました。
なかなかの秀作だと思いました。
お勧めできる映画です(^^♪