Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

「真夜中のカウボーイ」

今日の午前中、観たかった映画がスカパー!で放送されるので、朝食後に夫を放置して観ました。
観た映画は「真夜中のカウボーイ」です。

金持ち女の相手をして金を稼ごうと、テキサスの片田舎からニューヨークへやって来たジョー
だが現実の壁は厳しく、カウボーイを気取る彼の夢は遠のいていくばかり。
そんなジョーが知り合ったのがラッツォ(ダスティン・ホフマン)と呼ばれる一人の男。
始終咳き込み足を引きずって歩くその小男と、ジョー。
大都会のはみだし者同士、次第に友情を深めていく二人だが、ラッツォの病状は日増しに悪く
なっていた。
ジョーは、フロリダへ行くというラッツォの夢を叶えようとするのだが…。
(allcinema HPより抜粋)

この映画はず~っと前から観たい作品でした。
ジョーは田舎のダイナーで皿洗いをしていたのだが、都会に出て金持ち女を引っ掛けて、金
を稼ごうと思い立ち、ニューヨークに出て来ます。
ジョーは自分の容姿ならば、暇を持て余している金持ち女達はメロメロになるに違いない…と、
妙に自信家なんですよ。
案の定、簡単に金持ち女が引っ掛かるわけなく、引っ掛けた女に逆に金をせびられたり、バー
で知り合ったラッツォに「売春の胴元」を紹介してやると騙されて、金を巻き上げられます。
しかし、カモられたジョーとカモったラッツォの間に奇妙な友情が芽生えます。
でもね~ラストが悲しいんですよ。
粗筋は知っていたけれど、こういうラストだったのね…と切なくなりました(p_-)

映画の中では1960年代末のアメリカの風俗も描かれています。(映画は1969年公開)
ゲイやマリファナや乱交パーティーなどの場面が出て来ます。
ちょうどヒッピー文化が流行していた時代です。

金を稼ぐためにワルになろうとすれど、なりきれない気の良いアンちゃん役をヴォイドが好演
しています。
そして足の悪いゲイを演じるホフマンの演技も素晴らしかったです。
ジョン・ヴォイドとダスティン・ホフマンが31~2歳頃の作品かな?
この映画でジョン・ヴォイドとダスティン・ホフマンの二人がアカデミー賞主演男優賞にノミネー
トされましたが、惜しくも二人とも受賞ならずでした。
…が、第42回のアカデミー賞作品賞を受賞しました。
主演男優賞はジョン・ウェイン勇気ある追跡)でした。
たまに過去のアカデミー受賞作を観てみるのも良いですね^^

さて第87回アカデミー賞の発表が今月22日(現地時間)に行われますが、今年はどんな映
画が、どの俳優が受賞するかしら?