今日は夫の夜勤弁当を作った後に、夫が出勤する30分前に私が先に外出しました。
今日で上映が終わる「複製された男」を観に、ミニシアターに行きました。
自分と瓜二つの人物の存在を知ってしまったことから、アイデンティティーが失われていく男の姿を
描いたミステリー。
大学の歴史講師アダムは、DVDでなにげなく鑑賞した映画の中に、自分とそっくりの端役の俳優を
発見する。
驚いたアダムは、取り憑かれたようにその俳優アンソニーの居場所を突き止め、気づかれないよう
監視するが、その後二人は対面し、顔、声、体格に加え生年月日も同じ、更には後天的にできた傷
までもが同じ位置にあることを知る。
やがて二人はそれぞれの恋人と妻を巻き込み、想像を絶する運命をたどる。
(映画.comHPより抜粋)
上映時間が90分と最近の映画にしては短いんですよ。
凝縮された映画でした。
所々、妄想なのか現実なのか判断できない映像が入ります。
どこまでが現実なのか?
デビット・クローネンバーグの映画を思い出しました。
哲学的な難解な映画を撮る監督です。
途中まで、「なぜこの二人は瓜二つなのか?」…と盛り上がるのですが、結局謎は謎のまま終
わってしまいます。
映画のラストは小説とは違う設定になっているそうです。
ラストで思わず、「SF映画だったのか?」…と思いました。
ミステリー映画なので、詳細は書けませんが…。
すまして彼女を連れ出すのですが、外した結婚指輪の後が日焼けせずに残っており、メアリーに
「成りすまし」を見破られます。
姿形に声がそっくりでも、癖や所作は人それぞれですからね。
女は小さなことでも見逃さず、見破りますよ。
それが証拠に一卵性双生児でも、配偶者は自分の結婚相手かどうか見破りますからね。
それにしても、難解なエンディングで、観終わった後に頭を悩ます映画でした。
この映画で今年の映画鑑賞を締め切ろうと思いましたが、感動して今年を終わりたいので、来週
また映画を観て来ようと思います(^o^)丿