Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

「ウォルト・ディズニーの約束」

来月から映画料金が上がります。
観られる作品は今のうちに…と思い、今日は「フジの日」で誰でも千円で、映画が観られます。
正規料金は子供は幼児でも千円なんですね(@_@;)
これじゃあ子供連れで映画なんて観られませんわね(-_-;)
もっと対策を考えるべきですよ。
 
「ウォルト・ディズニーの約束」
 
 
ウォルト・ディズニーが、自社の映画製作の裏側を初めて描いた作品で、1964年の名作ミュージカ
ル映画「メリー・ポピンズ」の製作秘話を、トム・ハンクスエマ・トンプソン主演で映画化した。
ウォルト・ディズニーは娘が愛読している児童文学「メリー・ポピンズ」の映画化を熱望し、原作者パメ
ラ・トラバースに打診するが、トラバースは首を縦に振らない。
やがてイギリスからハリウッドへやってきたトラバースは、映画の製作者たちが提案する脚本のアイ
デアをことごとく却下。
なぜトラバースは「メリー・ポピンズ」を頑なに守ろうとするのか。
その答えが、幼い頃の彼女と父親との関係にあると知ったディズニーは、映画化実現の最後のチャ
ンスをかけ、トラバースにある約束をする。
監督は「しあわせの隠れ場所」のジョン・リー・ハンコック。(映画.comHPより抜粋)
 
この映画の原題は「Saving Mr.BANKS」と言います。
直訳すると、「ミスターバンクスを救え」…と言ったところでしょうか?
ミスターバンクスは、メリー・ポピンズが子守に入った家のご主人なんです。
この題名は小説を読まれたり、映画でメリー・ポピンズを観られた方は、「あぁ~!」と理解される
でしょうね。
残念ながら私は両方とも未見なんです(@_@;)
 
原作者のパメラ・トラバースは、頑固で偏屈で、取りつく島が無い女なのです。
ウォルトがどれだけ条件を飲んでも、新たに難問を条件に出して来て、なかなか映画化出来ま
せん。
パメラは「メリー・ポピンズ」を愛しており、自分がイメージし、書き連ねた大事な作品を、別物に
作り変えられたく無かったのです。
小説「メリー・ポピンズ」は、自分の大事な家族を投影して書かれた作品だったから…。
 
エマ・トンプソントム・ハンクスの熱演もですが、運転手ラルフ役のポール・ジアマッティが、良
い味を出してました。
彼の何気ない一言が、頑ななパメラの心を溶かして行くのです。
メリー・ポピンズが映画化できたのは、ラルフのお陰かも?
私はメリー・ポピンズは原作も読んでいないし、映画も観ていません。
だけど、空から傘をさして下りてきたエピソードは知っています。
私の母などは「チムチムチェリー」が歌えます(*_*)
それだけ有名な小説と映画だったのですね。
映画製作の裏側を知ると、映画を観る興味も湧きますね^^
 
私はパメラが子供時代を回想するシーンで、泣きましたよ。
パメラの父親はプライドが高く、飲んだくれで仕事が長続きせず、母親はいつも父親の自分勝
手に付きあわされてました。
或る日、生活に行き詰まり入水自殺をしようとした母親を、長女のパメラが助けます。
父親はアルコール依存症になり、しまいには喀血する有り様です。
そんな父親でも、長女のパメラには、お話を作って話してくれる大好きな父親だったのです。
 
紆余曲折あって、やっと完成試写会までたどり着き、せっかくの映画にクレームを出されたら
…と思い、パメラに招待状を送らなかったウォルト。
ええ、試写会の話を知ったパメラが、イギリスから乗り込んで来ましたよ。
そして試写会を観て、感動するパメラ…。
 
ウォルトがパメラに何の約束をしたのかは、是非スクリーンで確認下さい。
この映画もエンドロールが流れている間に、実際のパメラやウォルトやスタッフなどの写真や、
原作者のパメラの肉声などが流れます。
館内の灯りが点くまでは、慌てて席を立ってはいけません。
 
この映画の監督は、サンドラ・ブロックが主演女優賞を取った、「しあわせの隠れ場所」の監督
です。
どうりでラストが「心がほっこりする」映画でしたわ(^o^)丿