Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

「ラッシュ プライドと友情」

昨日はシネコンに行って来ました。
2本観賞して来ました。
まず1本目は「ラッシュ プライドと友情」を観ました。
 
 
                  ↑ 左がクリス・ヘムズワース、右がダニエル・ブリュール
 
舞台に、2人の天才ドライバー、ニキ・ラウダジェームズ・ハントの戦いと絆を描いた。
76年のF1チャンピオンシップで、フェラーリのドライバーとして快調なレースを続けていたラウダは、
ドイツ・ニュルブルクリンクで開催された第11戦ドイツGPで大事故に見舞われる。
奇跡的に6週間で復帰を果たしたラウダだったが、ライバルでもあるマクラーレンのハントにポイント
差をつめられてしまう。
チャンピオンシップを競う2人の決選は、富士スピードウェイで行われる日本での最終戦に持ち越さ
れるが…。
ハント役には「マイティ・ソー」のクリス・ヘムズワース、ラウダ役には「グッバイ、レーニン!」のダニ
エル・ブリュールが扮する。
脚本は「フロスト×ニクソン」のピーター・モーガン。(映画.comHPより抜粋)
 
38年前にこういう事故が起きたのね…と、初めて知りました。
車好きには堪らない映画だと思います。
車好きでなくても、二人の「熱い友情」は観る価値が有りますよ。
ラウダとハントは全く両極端な二人。
ほら、少女漫画に出て来る、「優等生と不良」…ってヤツですよ^^
ラウダは、真面目に努力して節制してレースに挑むタイプ。
ハントは、「人生楽しまなきゃ損!」とばかりに、酒に女にパーティーに…と「必殺遊び人」だ。
最初、二人は反目しあうのですが、お互いが自分には無いもの(できない事)を持っている相手に
嫉妬します。
 
ラウダが悪天候で危険だからと「レース中止」を提案するのですが、ハントは皆を煽って「レース
続行」にします。
そのレースでラウダはクラッシュして死にかけます。
ハントはずっと責任を感じていたんです。
レースは中止にするべきだったと…。
 
奇跡的な回復で、ラウダがレースに復帰することになり、ラウダとハントは記者会見でいろいろと
質問されます。
その記者会見で、「失礼ながら、あなたの顔はもう以前と変わってしまいましたが、それでも奥さ
んは、変わらずにあなたのことを愛してくれるんですか?」と、やけどで皮膚移植を受けて、顔の
皮膚がひきつれているラウダに、非情な質問がされます。
質問を打ち切るラウダ。
ハントは失礼な質問をした記者を追っかけて、配管室(?)に連れ込んでボコボコにします。
顔を合わせば悪態をつき合う二人ですが、ニキとハントはお互いに取って、大事な友人となって
いたのです。
嫉妬しながらも、お互いが尊敬しあっていたのです。
 
ハントは富士グランプリから2年後にレーサーを引退し、著書を出版したり、TV番組のキャスター
をしたり…と相変わらず人生を楽しんでいた。
そして45歳で心不全で急死した。
ラウダはその報に接し「私の数少ない友人の中で、私が唯一(才能に)嫉妬したのは彼だけだっ
た」と落胆したと言う。
 
エンディングで、ハント(故人)とラウダ(現在の)本人がチラっと映ります。
この映画 、よく似た俳優さんを揃えたもんですね。
ただ私の目には、ラウダを演じたダニエル・ブリュールが、若い頃の「国広富之」に見えて仕方あり
ませんでしたが…(@_@;)
 
映画を観終わった後、その昔、映画館で「トップガン」を観た後のような、爽快感を感じました。
カーレースと男達の熱い友情を鑑賞下さい!
なかなかの秀作でした(^o^)丿
 
~つづく~