昨夜は夫が夜勤に入っていたから、ブロ友さんから頂いたDVDを鑑賞しました。
自分の夢を追いながらも父親の急死に伴い、家業の建築貸付組合(B&L)を継いで、田舎の
小さな町で過ごさざるを得なくなっていたジョージ・ベイリー(ジェームズ・スチュアート)は、
町一番の富豪である銀行家ポッター(ライオネル・バリモア)の圧力に負けず、真面目に働
いていた。
家庭にも恵まれて、事業も好転しつつあったが、そんな彼に不運な出来事が起こる。
そして、クリスマスの晩に自殺を図ろうとした彼に、翼をまだ持っていない二級天使のクラレ
ンス(ヘンリー・トラヴァース)が、翼を得るために彼を助ける使命を受け、現れた。
天使は「生まれて来なければよかった」と言う彼のため、特別に彼が生まれて来なかった場
合の世の中を見せる。
そして彼がいかに素晴らしい人生を送ってきたかを理解させようとする。(wikipediaより抜粋)
人生は、良いこと悪いことが半分ずつ有るようになっている…と言う話をよく聞きますが、実際
はそうでは無いと思います。
私の今までに知り合った人にも、悪いことばかり続く人と、良いことばかり続く人がいました。
この映画の主人公ジョージもその一人です。
ジョージが街を出ようとすると、父親が急死したり、貸付けが出来なくなり倒産しそうになった
り…と、必ず足止めをくらいます。
それでも、ジョージは腐ることなく真面目に働き、妻子と共に幸せな生活を送っていました。
そんな或る日、一緒に仕事をしている叔父が大事なお金を紛失してしまいます。
近日中に支払わなければならない8,000ドル…。
収入が少ない人達にも、家を持たせようと頑張って来た住宅ローン会社なので、立て替える
金も無い。
ヤケになり酒場で酒をあおり、自殺することを考えたジョージだが、そんなときに二級天使の
クラレンスと出会うのだ。
映画の前半は、何てツキの無い男なのだろう…と思います。
だけど人情に厚く、採算を度外視して住宅ローンの貸付をするジョージは、街の皆に慕われ
ていました。
ラストの30分は泣けますよ。
まさしく「情けは人の為ならず」です。
人間に取って一番の宝は、「人」ですね。
金は頑張れば何とか残すことは出来ますが、自分がロクでも無い人間ならば、「人」は寄っ
て来ませんから。
未見の方は是非ご覧になって下さい。
67年前の作品ですが、お勧めですよ(^o^)丿