Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

子供孝行

昨日札幌の友達から「喪中欠礼」が届きました。
「喪中欠礼」って、「喪中なので年賀状を頂いてもご挨拶ができません。礼儀を欠きますがお許し
下さい。」と言う意味なので、自分からは年賀状が出せないが、よそから年賀状を頂いても良いん
です。
喪中欠礼の方に年賀状を出してしまっても、失礼なことでは有りません。
つまりは「貰うのはOK、返事が出せないわ」ということですからね。
 
…で、友達からの喪中欠礼は、ご主人の母親が亡くなったとのこと。
76歳だったそうです。
今朝、その友達にメールを送ったら、「80歳を越えた義父の認知症が進み、手に負えなくなった
から、施設に入れることを考えている。ご主人の実家は青森県でご主人の弟妹が住んでいるか
ら、自分は助かっている。」と返事が来た。
亡くなった義母は、ボケてしまった義父を遺して逝ってしまうことが、さぞや心残りだっただろう。
 
私の母は72歳、父は69歳だ。
飲んだくれの父と喧嘩ばかりしている母だが、今のところ、二人とも頭も身体も大丈夫だ。
そして夫の母は75歳、父は74歳だ。
こちらは去年、義父が大腸癌の手術をしたが術後が良くて、介護も必要無い。
本当に有難いことである。
夫の実家に何か有れば、弟一家は離れた所に住んでいて介護の協力は望めない。
大体、弟の嫁さんと義父母はソリが合わないのだ。
必然的に子供もいない私にお役目が回ってくる。
よりにもよって、私は一人っ子で夫は長男である。
夫は当てにはならぬから(義父はそこのところを良く分かってくれている)、私が一人で介護を
担うことになる。
最悪夫の両親と自分の両親、トンチキ夫と5人分の介護が回ってくる。
↑これはかなり最悪の状態ですがね^_^;
 
そういうことを考えると、双方の親が介護無しで生活してくれていることは、とても有難いこと
だ。
夫にも「お義父さんもお義母さんも、二人とも介護が必要ないから有難いことだね。感謝しない
とね」と話した。
ええ、トンチキ夫はとてもノンキで、自分の親はいつまでも死なないとか、ボケない病気になら
ない…と思っている節がある(@_@;)
ニュースで老老介護で疲れ果てて、殺してしまったとか、無理心中とか聞くと、やりきれない。
介護は一人で抱え込むものでは有りません。
 
公の手を借りたり、あちこちに相談したり、家族の協力をお願いしても良いのだ。
今はネットでも相談できる世の中だし、同じ問題を抱えた人達の集まりも有る。
一人で抱え込むと、自分が倒れたら共倒れになります。
 
私は自分の実家には、「何か有れば、税金を納めているのだから遠慮することなく、公の手を
借りるように。そして近所にも話して、地域全体に協力してもらってくれ」…と伝えている。
 
長寿が「当たり前」の時代となりましたから、「親孝行」もだが、「子供孝行」も必要ですね。
子供に「迷惑を掛けない親」とならないといけません(>_<)
我が家みたいに子供がいない夫婦には、さながら「妻孝行」「夫孝行」でしょうか?
あれこれ考えさせられた「喪中欠礼」である。