Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

映画「狼たちの午後」

今朝も大雨が降り続いている愛媛です。
さすがに夫は車で出勤しました。
 
さて今月は、スカパー!の映画チャンネルで(複数映画チャンネルが有る)、アル・パチーノ主演作が
あちこちのチャンネルで放送されてます。
今日は「狼たちの午後」を観ました。
 
 
1972年8月22日。ニューヨークは36度といううだるような暑さだった。
その日の2時57分、ブルックリン三番街のチェイス・マンハッタン銀行支店に3人の強盗が押し入っ
た。
強盗は10分もあれば済むはずだった。
だが3人の1人、ロビーがおじけづき、仲間をぬけた。
しかし、ソニーアル・パチーノ)とサル(ジョン・カザール)にとってそれ以上に予想外だったのは、
銀行の収入金が既に本社に送られた後だったことだ。
残された1100ドルの金を前に途方に暮れるソニーのもとに突然、警察から電話が入った。
銀行は完全に包囲されているから、武器を捨てて出てこいというのだ。
警官とFBI捜査官250人を超す大包囲網の中で、追いつめられた平凡な2人の男は牙をむいた。
銀行員9人を人質としたのだ。
3時10分を少し廻ったところだ。
つめかけるヤジ馬、報道陣の中でモレッティ刑事(チャールズ・ダーニング)の必死の説得が行わ
れた。
だが時間は無駄に流れていった。
ソニーたちの説得に昇進をかけるモレッティの心をよそに、すべて2人の言いなりになければなら
ない警察側とTV報道のインタビューに応える狂人側という状態で、次第にソニーとサルは群衆た
ちから英雄視され始めた。
周りがどっぷり夕闇につかった頃、銀行内では犯人と人質たちとの間に奇妙な連帯感のようなも
のが芽ばえてきた。(Movie Walker HPより抜粋)
 
この映画の監督はシドニー・ルメットです。
先日観た「セルピコ」もシドニー・ルメット監督作品でした。
セルピコ」では警官役を演じたパチーノですが、この映画では銀行強盗役です。
記事にはしていませんが、「カリートの道」も観ましたが、「カリートの道」(ブライアン・デ・パルマ
監督作品)では、マフィア役でした。
 
狼たちの午後」の原題は、「Dog Day Afternoon」なのですが、「Dog Day」は「盛夏」と言
う意味だそうです。
さながら「暑い夏の午後」と言う意味かな?
邦題は「Dog」を狼として意訳したようです。
実話を元にした映画なのですが、犯人の容姿に似ているからとアル・パチーノがキャスティング
されたそうです。
 
映画では、計画的に強盗に入ったのですが、チャちな計画でモタモタしているんですよ。
短気な私は「サッサと盗んでサッサと逃げましょう!」と思いながら映画を観ました。
パチーノ演じるソニーは、根っからの悪人ではないので、残虐非道なことが出来ず、なかなか
逃走できないのです。
そして、ソニーが妻子と別にゲイの彼がいて…とTVで報道されると、ゲイ団体が銀行前に世間で
のゲイへの認知を求めて集まったり…と、銀行強盗事件以外でも注目されるんです。
ちょっと間抜けな銀行強盗に人質までもが連帯感を持ったりね。
なぜか銀行強盗犯が英雄化されるんです。
面白い映画でしたが、私は「セルピコ」の方が好きかな?
 
ところで、アル・パチーノは刑事役やマフィア役を多く演じていますが、私が好きなのは「恋のた
めらい フランキーとジョニー」と言う映画で演じた、ダイナーのコックのジョニー役が好きです。
ミシェル・ファイファーと共演しているのですが、パチーノ出演作としては珍しいラブコメディー作品
でした。
1991年公開の映画ですが、当時映画館に観に行きましたよ。
機会が有れば、観直してみたい映画です。
 
最近は「懐かシネマ」の観賞が続く私なのだ(^◇^)