Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

人生のSHAME(恥)

昨日に引き続き映画を観に行って来ました。
夫は本日、当直勤務。
ええ、今朝の朝食は「焼き鮭」を出しました^^
 
今日はミニシアターだったから、エアコンはエコであまり効いてませんでした(T_T)
1本目は「人生はビギナーズ
 

38歳独身のアートディレクター、オリヴァー(ユアン・マクレガー)は、ある日突然、父・ハル(クリスト
ファー・プラマー)から「私はゲイだ」とカミングアウトされる。
それは44年連れ添った母がこの世を去り、癌を宣告された父にとって、これからは本当の意味で
人生を楽しみたいという告白であった。
元々は厳格で古いタイプの人間だったハルだが、そのカミングアウトをきっかけに若々しいファッ
ションに身を包み、パーティやエクササイズに精を出し、若い恋人まで作って新たな人生を謳歌
一方、オリヴァーの友達は仕事と犬。
元々の臆病な性格故か、父のカミングアウトに戸惑いを隠せない。
父と母の間に愛はあったのか?
二人の間に生れ育った“僕”とは?
そんな様々な過去に戸惑うオリヴァーとは裏腹に、父の生き方はとても潔かった。
父の振りまく愛に、周囲の人は素直に心を開き、また父も素直にその愛を受け入れた。
身体は癌に冒され、確実に最期の日は近づいていたが、決して心は衰えることなく、今までのどん
な時よりも前を向いて生きようとしていた。
そんな時に訪れた、父との永遠の別れ。
再び自分の殻に閉じこもってしまったオリヴァーを心配した仲間は、あるホームパーティにオリヴァー
を無理やりに連れ出し、彼はそこで風変わりな女性・アナ(メラニー・ロラン)と出会う。
人と距離を置きながら生きてきたアナは、父を亡くしたオリヴァーの喪失感を優しく癒し、オリヴァー
はアナの優しさに心を委ねていく。
幸せな日々が続いていたが、アナがオリヴァーの家で暮らし始めた頃から、何かが今まで通りにい
かなくなり、またしてもオリヴァーは一人になることを選んでしまう…。
(goo映画HP、映画.comHPより抜粋)
 
自分の殻に閉じこもってしまうオリヴァー役を、ユアン・マクレガーが演じてました。
前回観た「ゴーストライター」もそうですが、ユアンは優柔不断な気弱な役も器用にこなします^^
オリヴァーは人一倍愛情を欲しているけれど、イザ手に入れると、今度は自分のテリトリーを守りた
くなり、自分以外の人間を疎ましく思うのです。
アナ役のメラニー・ロランは、「イングロリアス・バスターズ」に出てましたね。
アナもまた、素直に感情表現が出来なくて、お互いが大切に思っているのに、どうしても心に壁が
出来てしまうのです。
 
 
                ↑クリストファー・プラマーは「サウンド・オブ・ミュージック」のトラップ大佐役を演じました。
 
プラマーは、ゲイをカミングアウトして人生を謳歌する父親役で、今年のアカデミー賞助演男優賞
82歳で受賞しました。
最高齢受賞だそうです(^^♪
ユアンとクリストファーの親子愛、ユアンメラニーの恋模様をドキドキしながらご覧下さい。
個人的にはもう「ひとひねり」欲しかったか?
関東地方では既に上映が終了しています。
そろそろDVDが販売されているかと思います。
興味のある方は、レンタルででもご覧下さい。
 
2本目は「SHAME(シェイム)」

 

ニューヨークに暮らし、仕事もスマートでソツのない独身男ブランドン(マイケル・ファスベンダー)。
彼は、仕事以外のすべての時間をセックスに注ぎ込んでいた。
中毒といっても過言ではない。
行きずりの女性やプロの女性との一夜限りの情事、シャワールームやオフィスのトイレでのマス
タベーション、ネットでのポルノ動画の収集…。
ありとあらゆる性欲を処理する行為によって日々をやり過ごしていた。
ところが、ブランドンのアパートに妹のシシー(キャリー・マリガン)が転がりこんでくる。
他者の愛を渇望し、激情の塊となって生きるシシー。
人との心の繋がりを一切求めず、感情を排して生きてきたブランドン。
激しく衝突する2人の想いはすれ違い、それぞれの孤独を更に深めてゆく。
そんなある日、ブランドンの元に衝撃的な連絡が届く…(goo映画HPより抜粋)
 
この映画の題名は「SHAME(シェイム)」なんですが、日本語に訳すと「恥」と言う意味です。
何が恥なのか?
人間、誰しも多かれ少なかれ、何かに依存していると思う。
ブランドンの場合は「セックス」に依存してるわけで…。
もう何かに取りつかれたように、己の身を削るようにセックスするんですよ。
彼にとってはそのことが「恥」なのか?
映画の前半はエロいシーンは少なく、後半はエロさを感じるより、ブランドンが痛々しく感じる
ようなシーンが続きます。
そこまで自分をムチャクチャにしたかったのか?
ブランドンと妹の生い立ちが語られないので、主人公の「恥」が何なのかがハッキリしません。
この映画、エロいシーンを期待して観に来たのか、私の他に2名男性が来てましたが、きっと
消化不良になったに違いない。
何かが物足りない、疑問が解明できない…という映画でした(>_<)
観終わった後の解釈の仕方が、それぞれ違うのだろうけど…。
ラストに「あ~なるほど、それでこういう依存症になったのね。これが「恥」だったのね」と謎を
解明して欲しかったです^_^;