Gena(ジーナ)の飲んだくれ太腕繁盛記

健康であれば大抵のことは気合いと根性で乗り切れる!

幸せへの母

天気がハッキリしない今日は、朝バタバタと家事をして映画を観て来ました。
 
1本目は「幸せへのキセキ
 
 
イギリスのコラムニストであるベンジャミン・ミー(マット・デイモン)は、半年前に妻を亡くし、14歳の
息子と、7歳になる娘とともにその悲しみから立ち直れないでいた。
悲しみからベンジャミンは仕事を辞め、息子は学校で問題を起こし退学処分になってしまう。
ベンジャミンは心機一転、新天地での再スタートを望み、郊外に家を購入。
その家は、閉鎖中の動物園付きだった。
動物園を再建すべく取り組むベンジャミンだが、素人ゆえわからないことだらけでトラブルが続き、
かさんでいく修理費や薬代に頭を抱える。
しかし飼育員たちや動物園を心待ちにしている地域住民、思いもよらぬ亡き妻からのプレゼントに
支えられ、妻とのある約束を果たそうとする…(goo映画HPより抜粋)
 
この映画は原題は「We bought a Zoo.」なんですよ。
訳すると、「私達は動物園を買いました」なんですが、住居用の家と動物園がセットだなんて、日
本じゃまず考えられない話す。
映画広報担当者は「奇跡」と「軌跡」を掛けて、題名を「キセキ」としたのか?
 
ベンジャミンは妻に先立たれて、家事や育児にてんてこ舞いで、仕事も出来ない状態なんです。
夫に先立たれた妻は、家事や育児に仕事もこなしますが、男性は仕事だけしている人が多いから、
こういう大変な状況に陥るのか?
引越すことを考えたのは、ベンジャミンが妻との思い出が詰まった街に住むことが辛くなった為だ。
不動産屋に何軒か家を見せてもらうのだが、最後に見せてもらった物件を長女のロージーが気に入
ったのだ。
不動産の営業マンは、「この物件は…」と、物件を勧めるのに躊躇する。
そう、この物件には、通販番組みたいに「今なら動物園も付いてます」…という物件なのだ。
2年前に動物園のオーナーが亡くなって、それ以後、オーナーの遺産で細々と動物の世話をしている状況
で、誰も買い手が付かないと廃業も時間の問題なのだ。
 
…で、結局「動物園」も含めて購入することにしたのだが、動物園の営業をするためには、あちこち
修理をしないと認可が下りず、その他にも食費や医療費がかかり、あっという間に貯金は底を突く。
そんなときに妻が気に入って着ていたパーカー(元は夫の物)のポケットに貸金庫のメモを発見する。
貸金庫の中には、夫へ宛てた手紙と預金通帳が…
そう、もし自分が先に死ぬことになると、遺された夫がショックを受けるだろうと思い、夫が何か始め
る時に資金が必要になったら…と貯蓄していたのだ。
泣かせるじゃありませんか(>_<)
「何か冒険をするときに使って」と、夫の性格を理解している妻。
このお金が見つかったことで、ベンジャミンは動物園の開店にこじつけるのだ。
単純明快なストーリーが良いです。
マット・デイモンの父親ぶりも板に付いてました。
12日(木)まで上映しているようなので、お時間の有る方は是非ご覧下さい^^
 
そして2本目は「わが母の記
 
 
1959年、小説家の伊上洪作(役所広司)は、父・隼人(三國連太郎)の見舞いに行った湯ヶ島の両
親の家から東京の自宅に帰ってくる。
妻の美津(赤間麻里子)、長女の郁子(ミムラ)、二女の紀子(菊池亜希子)が、伊上の新作小説に
せっせと検印を捺している。
それはベストセラー作家の家族の大切な仕事であったが、三女の琴子(宮崎あおい)の姿はない。
自室にこもって夕食にも降りて来ない琴子に不満を募らせる伊上。
深夜、持ち直したかに見えた隼人の訃報が入る。
1960年、父亡き後、伊上の妹・志賀子(キムラ緑子)が母・八重(樹木希林)の面倒を見ているが、
八重の物忘れはますますひどくなっていく。
1963年、八重の誕生日に川奈ホテルに集まる一族。
伊上のもうひとりの妹・桑子(南果歩)、志賀子と夫の明夫(小宮孝泰)、運転手の瀬川(三浦貴大)、
書の珠代(伊藤久美子)も参加しての盛大なお祝い会。
だが、八重の記憶はさらに薄れていた。
1966年、結婚した郁子が赤ん坊を抱いて里帰りした日、湯ヶ島は大騒ぎになっていた。
八重が交通事故に遭って家で療養している明夫を罵倒するというのだ。
八重は夜に徘徊するようになり、もう誰が誰かも分からなくなっていた…(goo映画HPより抜粋)
 
これはね~、樹木希林さんの渾身の演技が良かったです。
そしてね、身につまされます。
夫に先立たれて、徐々にボケて来るんですよ。
徘徊したり、物を探したり…と、段々と分からなくなるんです。
でね、母親が亡くなったときに役所広司が、同居して最後を看とってくれた長女に「よく面倒を見て
れた」と感謝し、ねぎらいの言葉を言うのです。
ここは大事なとこですよ。
長女はずっと母親と同居していて、次女もたまには泊りに来て手伝ってはいたが、主に長女夫婦
が介護をしていたのだ。
ボケた母親からは「使用人のくせに」と罵られたりと、大変な思いをしながらも面倒を見ていたの
です。
去年、私の実家も1ヵ月ほど父方の祖母を預かりましたが、徘徊したりトイレで粗相をしたり、暴言
を吐いたりと大変でした。
こういうのが何年も続くんですよ。
介護の大変さを思いながら、この映画を観ました。
後ね、洪作が誤解していた事がいくつかあるんですが、ボケた八重が話す昔話で、親の愛情が分
かるんですよ。
親子愛、家族愛を考えさせられる映画でした。
是非是非観て頂きたい映画ですね(^^♪
 
今日観た映画、2本とも「親子愛」がテーマの映画でした。
満足しましたよ(^o^)丿