金曜日で終映になる「奇跡」を観て来ました。
先日亡くなった原田芳雄さんがちょっとだけ出演しています。
この頃はまだ、お元気そうな佇まいでした。
今日はレディスデーなのに、またまた「1人きり」での鑑賞となりました。
映画館の存続が心配です(>_<)
製作されました。
是枝裕和がメガホンを取ってます。
小学6年の航一と小学4年の龍之介は両親の離婚で、兄は母親と一緒に母親の実家が
ある鹿児島へ、弟は父親と一緒に父親の故郷、福岡で暮していた。
弟はダラしない父親の面倒をみながらも、新しい環境にすぐに溶け込むが、兄はなかな
か新しい環境に馴染めずにいた。
瞬間を見ると奇跡が起こるという噂を聞く。
もう一度、家族4人で暮したい航一は、友達を誘い「奇跡」を起こす計画を立てる。
この映画を観て私は「スタンド・バイ・ミー」を思い出しました。
奇跡を起こすために旅に出るのだが、弟は友達を誘い4人で熊本までやって来る。
兄は弟1人で来ると思っていたから、自分と違い新しい環境に慣れ、友達を連れて来た
のが面白くない。
(主人公の祖母役で樹木希林が出ているから、祖母と初共演ですね)
年齢の割にしっかりしているとは言え、やはり子供。
九州新幹線の中間地点が熊本なのだが、時間や費用を計算して学校をサボるまでは
良かったのだが、どこですれ違うのを観るか…とか、夜はどこに泊るのか…というとこ
までは気付かない。
たまたま地元の人に助けて貰えたから、事なきを得たのだが…。
そして無事に「つばめ」と「さくら」の一番列車がすれ違う瞬間を見ることができ、それぞれ
の思いを胸に、また離れ離れになる兄弟であった。
ストーリーがジェットコースター並みに高低があるわけでなく、恋愛問題が絡んでくるわけ
大御所が出ており、セリフにウィットが有ったりとなかなか面白い映画でしたよ。
航一が望む、「元の4人家族で暮らしたい」という願いが叶うのかは分からないけれど…。
旅を終えて皆成長して行くのですよ。
機会があれば、是非ご覧ください(^o^)丿
ところで俳優さんは亡くなった後でも、自分が出演した映画やTVなどのVTRが残ります。
一般人だとビデオを撮っているか写真で残るぐらいですが、出演作が多いとそれだけ記録
が残るので、遺族に取っては嬉しいでしょね。
昔、中井貴一が「父が亡くなったときはまだ幼児だったので記憶に無いのですが、出演作
があるのでそれを見ると、こういう人だったんだな~と分かります。有難いですよね」と言っ
ていた。
亡くなってしまった人の姿や引退した人を、こうして記憶に留めることができるのだが、昨夜
遅くに引退を決めた島田紳助は、人々に記憶を残すことが出来るのだろうか?
それにしても、不可解な引退会見だったな(@_@;)